冬眠中のワニ100頭が戦闘機のソニックブームを交尾の声と誤解して起きる
動物の聴覚や視覚は人間と違うため、そこから受ける影響も変わるようですが、戦闘機が音速を超えたときに発するソニックブームが混乱をもたらしているというニュースがありました。
イスラエルでは戦闘機が飛びまわり、それにより生じたソニックブームが冬眠しているワニに意図せぬ影響を与えているというのです。
音の障壁を戦闘機が破るたび、本来は冬眠期であるワニたちが求愛の声をあげるのだそうです。
その鳴き声はソニックブームに反応しているため、オスが交尾を求めているサインと勘違いしているとみられています。
空軍が利用する訓練場の下に位置する公園には100頭ほどのワニがおり、ソニックブームに反応して鳴くものの実際の交尾には至らず、ワニブームにはなっていないそうです。
ワニの繁殖シーズンは夏で、それまで静かに寝かせてあげたいところです。
このままいくと本当の繁殖期が来たときには、睡眠不足ということになりそうではあります。
Israeli sonic booms are making crocodiles randy