世界一裕福だったチンパンジー、ほとんどの財産を失う
ペットにも上流階級があり、飼い主が裕福だと必然的にペットも裕福な立場となります。中にはかわいがっているペットのために遺産を残すという人もおり、並の人間より裕福なペットもいます。
そんな風に遺産を飼い主から譲り受け世界で2番目に金持ちとなったペットのチンパ ンジーが一文無しになってしまったというニュースがありました。
このチンパンジーの名前はKALUと言います。
もともとオーストラリア人の水泳チャンピオンであるフランク・オニール氏の妻、パトリシア・オニール夫人が飼っていたペットでした。
彼女はこのチンパンジーをたいそうかわいがり、KALUに4000万ドル(約33億円)の遺産を残す旨を遺書に記し、遺産を受けたペットとして世界第2位の記録となりました。
その後、KALUは世話を引き受けた娘の住むケープタウンへ引っ越しました。
イギリスで育ったKALUは最初はとまどったようでしたが、そのうち慣れ、いっそう貴族のように贅沢な生活をしていました。
金銭に疎くなった娘のオニールさんはしっかり財産の管理をしておらず、そのためにアドバイザーたちのいいようにされたようで、気付いたときには残り10万ポンド(約1280万円)というところまで財産が落ち込んでいたことが今年になって発覚したようです。
「欲しいものは何でも手に入る生活をしていたけれど、そうではなくなった。私はお金のことは理解していないし、日付や数字は苦手である」というオニールさん。
そんな調子でほぼすべての財産を失ってしまったようです。よって世界第二位のペットとして知られていたKALUでしたが、かなりのランク落ちになってしまいました。
現在はオニール氏の裕福な友人たちの寄付でまかなっているようですが、贅沢に慣れたチンパンジーの世話がどうなるのか、行方が気になるところです。
World's richest ape set to slum it after owner learns she has lost her entire £40million fortune
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