ブラジルのサッカー選手、遅刻の罰金がいやで誘拐されたふり
仕事に遅刻は禁物で、罰則が設けられていることは珍しくありません。
ブラジルのリオ・デジャネイロにあるサッカークラブ、ボタフォゴには選手が遅刻すると給与を40%カットされる厳罰があるため、遅刻した選手がその罰則を逃れようと誘拐を偽装したというニュースがありました。
ボタフォゴのMFソマリア選手は、早朝7時に練習場に向かう途中、銃を突きつけられて誘拐されたと主張していました。
聴取では、ソマリア選手はカージャックされ、車で連れまわされたあげく現金と貴金属類を盗まれたと説明していました。ところが警察は彼の供述に矛盾があることから監視カメラを確認することにしたのです。
するとアパートに設置されたカメラの記録から、朝9時になってようやく彼が自宅を出ていることが判明しました。
この証拠から狂言だったことが発覚し、有罪となると最高6か月の禁固刑を受ける可能性もあるようです。
現在クラブ側は捜査結果を待っている段階で、ソマリア選手本人はこの件についてコメントしていないとのことです。
確かに40%カットは厳しいですが、誘拐の狂言でごまかすと言うのはいくらなんでも浅はかだったようです。
Brazilian police say footballer Somalia 'faked' his kidnap to avoid fine