マナー改善のため、中国の学校でマナー授業を必須科目に
近年の中国の経済発展ぶりには目を見張るものがありますが、市民のマナーや習慣と言った面においては諸外国から批判を受けることも少なくありません。
それは中国政府も改善すべき点と認識しているようで、さまざまな試みが検討されており、このたび学校の必修授業としてマナー学習が加わることになったようです。
近代化しつつある中国の人々に愛国心などを育てるべく、小学校のときからマナーを必須科目にすると発表されました。
つばを吐いたり、公共トイレでの喫煙、列の順番飛ばしなどに対し、愛国的なキャンペーンを実施するようです。
一番の狙いは、中国には長い歴史を持つ文明、しきたり、文化の豊かな国であることを子供たちに理解させることだとしています。
政府のウェブサイトで発表された内容によると、小学生のうちに列に並ぶことや、テーブルマナー、年配の人の敬い方、正しい手紙やEメールの書き方、テキストメッセージなどが学習事項に含まれているようです。
さらに中学生以上では、初対面の話の仕方、異性に礼儀正しくすること、公共の場でのスピーチ、外国人への基本的な対応の仕方などもレッスンされるようです。
何かと中国人のマナーの悪さが取りざたされることが多いだけに、政府も改善へ本腰を入れてきたようですが、教育の成果はだいたい10年経ってから現れるといいます。
果たして10年後には、中国人のマナーは改善されているのでしょうか。
Chinese schoolchildren to sit compulsory manners classes
誰からも「気がきく」と言われる45の習慣
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能町光香
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