南オーストラリアでペンギンの盗難が続き激減
変わった動物をペットにしたいという人間のわがままな欲求は、時に様々な弊害をもたらします。
南オーストラリアの島では、最近ペンギンが盗まれるケースが後を絶たず、問題となっているようです。
問題になっているのが、グラニット島にいるコガタペンギン(リトルペンギン)たちです。
設置されたセキュリティ用フェンスをよじ登ってきては盗んでいくそうです。
島のコガタペンギンの数は減少しつつあり、10年前に1500羽いたのが現在は146羽まで減ってしまいました。
ペンギンセンターのコーディネーターを務めるドロシー・ロングデンさんは、またもや6羽が盗まれたと言い、残り少ないペンギンを守る手立てを思案しているようです。
そのうちの一つに島に通じる道を夜間は封鎖することを考えており、すでに署名運動などを行って1000人ほどの署名が集まっているとのことです。
センターに7年働くドロシーさんは、盗まれたペンギンはペットにするためか転売目的との見方をしており、すみかを離れたペンギンたちが生き残れない場所に連れ行かれないか心配をしているそうです。
セキュリティカメラも設置されているのですが、大半の泥棒がマスクや帽子をかぶっているため個人を特定できず役に立っていないのが現状です。
動物の減少には人間の責任が指摘されることは多いですが、守っていくのも簡単ではないようです。
Nothing To Do With Arbroath: Thieves stealing penguins for pets in Australia
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