マイクロソフトが全世界の迷惑メールの39%を遮断したと話題に
毎日膨大な量のスパム(迷惑メール)が流通していますが、全世界で流通するうちの39%をマイクロソフトが停止させたとニュースになっています。
スパムの多くは「ボットネット」と呼ばれる、マルウェアに感染して乗っ取られた100万台単位のPC群によって送信されており、この内の最大規模の1つをマイクロソフトが遮断に成功したと発表しています。
マイクロソフトが遮断したのは「Rustock」と呼ばれる巨大ボットネットで、全世界のスパムの半数はここを経由していたとのことです。
ワシントン州の裁判によって、C&C(コマンド&コントロール) サーバーが押収され、その結果インターネットの歴史上最大のボットネット「Rustock」の活動が停止したことが確認されました。
他のボットネットの存在や「Rustock」が復活する可能性など、一時的な効果しかないかもしれませんが、やはりスパムの流通量が半減したことを歓迎するユーザーは多いようで、称賛の声が上がっています。
海外掲示板の反応を抜粋してご紹介します。
・それで今日は誰も怪しい特価品を売りに来ないのか。
・なんてこった、オレの下半身を大きくする製品はどこで買えばいいんだ?
・それは良いニュースだ。やっとホットメールが使える。
・ダメだ。まだ使えないよ。
・よく頑張った。マイクロソフト。ありがとう。
・よかった、でも僕のバイアグラは?
・ありがとうマイクロソフト。まさかこんな言葉を使う日がくるとは思わなかった。
・次はアップルが何か役立つことをする番だな。
・それなら何か美しくて、もっと値段が高いことを。
・そしてさらに薄くだ。
・マイクロソフトが与えて、マイクロソフトが取り去って行くんだ。
・「世界のスパムを39%減らした」というよりも、「世界のスパムを一時的に39%減らした」だろう。
・マイクロソフトがデジタル犯罪対策の部署を持っていたことを知らなかった。
・ナイジェリアの宝くじに勝てるチャンスは高くなってきている。(参照)
スパムだらけの受信メールを見ていると、SNSやツイッターが流行るのも当然と思えてきます。
一時的かもしれないとはいえ、半数近くも減ったのは素晴らしいことですね。
Microsoft shuts down the world's largest spam network, Rustock; reduces worldwide spam by 39%
日本能率協会マネジメントセンター
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