イギリスの経営者、銀行がお金を貸してくれないとハンガーストライキ
銀行というところはお金のない人に、そう簡単にはお金を貸してくれません。
貸してもらうには返済能力を証明したり、一定期間以上の職歴を持っているなど、いろいろと制約やルールがあるのですが、イギリスでビジネスを営む経営者が銀行の貸し渋りに立腹し、ハンガーストライキを始めたというニュースがありました。
アルン・リチャーズさん(47歳)は何億円にも上るビッグビジネスを立ち上げる途上にいましたが、途中でロイズ銀行が手を引き始め、リチャーズさんの事業は一気に行き詰ってしまいました。
リチャーズさんによれば、銀行は彼の要求を聞き入れてはくれず、もう他に考えられる手段がないとしてハンガーストライキを決行するにいたったようです。ストライキ中は水は飲み、医師からのアドバイスも受けるそうです。
リチャーズさん一家はもともと酪農家でしたが、2000年に新たなビジネスとしてビジネスパークを立ち上げました。レストランやカフェの他に、事務所やオフィスとしても利用できるようになっていました。2009年にはチャールス皇太子も訪れ、激励の声を掛けてもらったと言います。
銀行とはこの3年ほどトラブルを起こしているそうで、全く話は進展せず、最終手段としてハンガーストライキを始めたようですが、この件に対してロイズ側では、大変残念に思うと述べた上で、近隣の家族が彼の健康を気にかけることを望むとを伝えています。
貸し出しについて顧客ごとのコメントはしない方針であるものの、貸し出しが不適当と判断した案件を押し広げることはないとの声明を出しています。
ちょっと前もロイヤル・ウェディングに招待されるためにハンガーストライキをしたというニュースがありましたが、欧米では自分の主張が通らないときの手段として選ぶ人が少なくないようです。
結果はまだ出ていませんが、全く効果は期待できない気はします。
Businessman goes on hunger strike because bank won't lend him money
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