「火星に生物がいないのは資本主義者のせい」ベネズエラのチャベス大統領
ウゴ・チャベス大統領と言えば、南米にある社会主義国ベネズエラの国家元首で、ブッシュ政権時代に激しい反米路線の発言をしたことで国際的な注目を浴びました。
資本主義を敵視するチャベス大統領が、今週22日に「火星に生物がいないのは、資本主義者のせいだ」、「その他の諸問題も資本主義に起因する」との自説を唱え、さらなる注目を集めているようです。
先日の世界の水の日に演説したチャベス大統領によると、「火星に文明が存在していてもなんら不思議ではなく、資本主義や帝国主義が到達したことにより文明が滅んでしまったと聞いても驚かない」とのことです。
また彼は、現在世界が抱える諸問題の大半は資本主義に責任があると言い、水の枯渇を警告しています。何百年も前にあった森や川が砂漠になっていると主張し、欧米によるリビア攻撃は全て原油や水の利権のためであると非難しています。
アメリカは今月始めに火星の生命体の有無を調査するため、NASAへのロボット導入を推進していますが、資本主義が火星にあったかもしれない文明を抹殺したというチャベス大統領の激しい言い回しからは、相変わらずの反米心もみてとれます。
ちなみにベネズエラは中国、ロシア、イラン、ラテンアメリカといった、米国と一線を引く国々とは友好関係にあります。
Hugo Chavez says capitalism may have ended life on Mars
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日本ファルコム (2011-09-29)