嘆かれていた1枚「去年作ったエイプリルフールネタが、1年経ってもまだ効果がないんだ」
毎年4月1日のエイプリルフールは、世界各国であの手この手のネタが考えられていますが、成功するネタもあれば空振りするネタもあるのが常であります。
オフィスで去年作ったネタが一向に効果がなく、1年経った今でも引っかかる人がいないんだと嘆かれていた投稿がありました。
いったいどんな嘘ネタだったのか、その内容をご紹介します。
「ゼロックスからのお知らせ」という、コピー機のすぐ上に貼られた張り紙。
書かれている内容は以下の通り。
このコピー機は機種変更しました。
言語モジュール4.01がインストールされています。
音声認識が出来るようになりました。
ご利用方法
1.あなたの名前を声に出してください。(分析目的のみ)
2.希望する機能を声に出してください。(コピー、製本、ホッチキス、など)
3.必要な枚数を言い、「スタート」と声に出してください。
※このモジュールは学習モードになっているため、場合によっては利用者は音声認識が成功するまで繰り返す必要があります。
引っかかる人がいたなら面白いイタズラのアイデアだったと思いますが、残念ながらこのオフィスでは1年間貼ってあっても、誰ひとり音声利用を試そうとはしなかったようです。
この効果のなかったオフィスジョークに対する、海外掲示板の反応を抜粋してご紹介します。
・このイタズラのテンプレートは無いかな。もし配布してくれたら、いろんな人が自分のオフィスで試せると思う。
・それはもともと自分が作ったやつだ
・そして結論に達したのは、人は文字を読まないってことだ。その人が答えをじっと見ていながら質問してくる状況を、過去に何度経験したかしれない。
・これを試すといい。誰か腕時計を見ていたら、それを見終えるまで待って、すぐ何時か尋ねるんだ。すると必ずと言っていいほど答える前にふたたび腕時計を確認する。つまり人は読んでも注意は払わないってことだ。
・昨日ガソリンスタンドに寄ったとき、明確に「故障中」と書かれた注入ポンプの横に男が車を停めた。それでも彼は使おうとして、使えないと知ると、店員になぜ使えないのかを尋ねた。店員は故障中と説明しそこにサインがあるのも見せた。すると男は店員を見て大真面目に、「じゃぁ別のポンプを使わなきゃいけないのか?」と言った。ときどき人はありえないほど知能が不足する。
・だから最近ではノズルを巻いてしまってるのか。
・それを取る客がいたよ。やっぱり人はバカだよ。
・きっと取るとき、「おおお、新しいやつだ」って思ってる。
・それより同じ仕事を1年キープできたことにおめでとうだ。
・(本人)言われるまでそのことに気付かなかったよ。
・これと同じジョークを勤めてるスーパーでやったら、とある客が最後にはコピー機に絶叫し始めて、最終的には殴って壊した。
・で、それをビデオに収めなかったのか。
・コピー機の方を向いている店の監視カメラに収められたよ。だが店長はそのビデオのコピーをとらせてくれない。
・自分もオフィスでこれを試したけど、数時間以内にすぐ剥がされたよ。それについては誰も何も言わなかった。誰かが声を出したら聞こえるくらいの近さにいたんだけどな。果たしてひっかかるバカがいる会社と、ユーモアのセンスのあるやつのいない会社、どっちが最悪なのか、よくわからない。
・去年うちの会社でやったときは、名前を言い始めたやつがいたよ。音声をなぜ認識しないんだとヘルプデスクに連絡が行って怒られた。謝ったら笑ってくれた。
・オレも去年やった。コピー機の部屋から声が聞こえるところにいたけど、みんなこの新しいアップグレードのことを話しながら、なかなかやってくれない。そこでオレは誰もいないときにその部屋に入って、大きな声で自分の名前を発声し、それからコピーボタンを手で押した。みんなはコピー機がうまく使えることが聞こえたようで感動していた。でもそのあとすぐにバレて結局誰も引っかからなかった。つまりオレがたった一人引っかかった人間となった。
・何のネタでもないのに、ドアの「押す」と「引く」にいつも引っかかるオレ。
コピー機の場合、音声認識のメリットが薄いのが成功率の低さに現われているのかもしれませんね。
より成功率の高そうな対象はないか……と思いましたが、試せるのは1年後になるのでゆっくり考えることにします。
My April Fools office prank from last year has been failing for almost a year now...
朝日新聞社
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