2011年04月11日 23:57

津波によって壊滅した宮城県・南三陸町の写真、その他の震災関連の活動

 

高台より町内を撮影
「高台より町内(宮城県・南三陸町)を撮影」

東日本を襲った震災に伴う津波によって甚大な被害を受けた宮城県の南三陸町。気仙沼市と隣接するこの町では人口約1万8千人のうち半数が死亡もしくは安否不明、残り半数が避難生活を余儀なくされている状況だそうです。

その南三陸町出身の方が現地にて支援活動をされ撮影された写真を頂きました。

津波の恐ろしさをまざまざと見せつけられる写真および、その他の投稿いただいた震災関連の活動をあわせてご紹介します。

「津波の恐ろしさを広く知らしめ今後の被害の減少に役立てば幸いですし、義援金やボランティアなどのご協力を思い立って下さる人がいれば、大きな意味が生じるものと思います」by 撮影者様

※写真下のキャプションは撮影者様によるものです。

10tの圧送車
「10tの圧送車」

そういえばフクジュソウの季節でした
「そういえばフクジュソウの季節でした」

ボラは海水魚です
「海水魚であるボラやカレイも打ち上げられていました(写真はボラ)」

海から約2kmの集落
「海から約2kmの集落」

海外からの救援の手
「海外からの救援の手」

海辺の集落(海は左奥の山の向こう)
「海辺の集落(海は左奥の山の向こう)」

企業(SANYO様)からの救援物資
「企業(SANYO様)からの救援物資(ソーラー充電式のランタン)は被災者にとって文字通りの光となりました」

強制的増築(アパートの上にアパート)
「津波の力はアパートすらも隣の二階建てアパートの上まで運びました」

戸倉小学校(右)と3月1日に完成した体育館(左)
「戸倉小学校(右)と3月1日に完成した体育館(左)」

志津川警察署(3階まで津波直撃)
「志津川警察署(3階まで津波直撃)」

自衛隊の皆様に感謝
「自衛隊の皆様に感謝」

自動車だったもの
「自動車だったもの」

親類の家のお墓(左を向いている)
「地震の影響も残っています。墓石が左を向き、ところどころ破損しています」

赤い布は遺体発見の目印
「赤い布は遺体発見の目印」

赤い墓標
「赤い墓標」

川がきれいな地域では洗濯可能
「ライフラインが止まったため、川で洗濯する人の姿も見られました」

地元ボランティアと救援物資保管所
「地元ボランティアと救援物資保管所」

町の自然環境研究施設(裏側が海)
「町の自然環境研究施設(裏側が海)」

町中心のショッピングマート
「町中心のショッピングマートにはマガキの養殖施設が絡まっています」

津波にさらわれた集落
「津波にさらわれた集落」

日本全国からの救援物資
「日本全国からの救援物資が被災者を救ってくれました」

破壊された橋梁(歌津地区)
「破壊された橋梁(歌津地区)」

破壊された橋梁2(歌津地区)
「破壊された橋梁2(歌津地区)」

病院(4階まで浸水)
「病院(4階まで浸水)」

防災対策庁舎
「防災対策庁舎の看板がそのまま残っているのが印象的です」



その他多くの方より、少しでも被災者や日本の力になれば、と投稿や情報提供頂いたものをご紹介します。


イギリスに在住の高瀬沙亜羅さんは今までしたことのない路上演奏にチャレンジして寄付を募ったそうです。

震災後の日曜日からすぐ始め、『Pray for Japan』ではなく『Play for Japan』というボードを掲げて、路上やカフェ、パブにて演奏し募金活動をされています。一週間で10万円という大きな寄付が集まり、アメリカのニュー ス"Democracy now!" にも歌が使われたそうです。

今月にはドイツ、イタリア、スペインを廻って、路上演奏旅行をする予定だそうです。

「海外にいるからこそ日本がどれだけ愛されているか、痛感しています」 by 高瀬沙亜羅 様



日本を元気にしようという意義の元、ボランティア有志によってブログが立ち上げられました。- p4j - がんばれ日本!!



また、ニュージーランドで教員をしている末松信吾さんが生徒たちから寄せ書きメッセージを授業で書いた写真を投稿してくださいました。

IMG_0990
「鉄腕アトムもドラえもんも世界中の人たちに 夢と勇気と正義を与えてくれました。 ニュージーランドから心をこめて。 立ち上がれニッポン。」 By 末松信吾様



イギリスの北西部に在住の日本のみなさんで立ち上げられたJapan Tsunami Appeal (North West)というところでも活動が盛んなようです。

有志のみなさんで主に募金活動をされているそうで、スーパー、街頭、スケートリンクと場所を構わず活動を行い、学校などに掛けあって協力をお願いしたり1週間で2万ポンドを、3月末までに約3万ポンドを集めたというほどの活躍ぶりです。

下記は小学6年生(当時)の、あやなちゃんが被災者のために作った動画だそうです。



カナダのVancouver Island University(VIU)学生たちが日本の大地震の為に、写真をFacebookでアップする活動をしているようです。

これから老人ホームや幼稚園などに訪問して多くのメッセージ写真をアップしていくそうです。始まって間もないですが、海外の人達が日本に多くの関心を寄せてくれて、喜んで参加して下さるとのことです。

「多くの“悲しみ"を、より多くの“感謝"と“希望"で共に越えていきましょう。」 by 筆ぎん様



(2011/4/13 )追記:VIUの活動が動画にされたものを紹介します。教えて頂いた方、ありがとうございます。

Pray for Japan -the world is always with you



そして在英イラストレーターの大谷夏樹様からは、何か日本に出来る事はないかと思い、東北地震へ募金を呼びかけるイラスト募集を私の運営するブログで始めたそうです。

Illustration Rally

日本語の募集要項へのリンク。 Illustration Rally: 東北地震への募金を呼びかけるイラスト募集!

このブログには各国の読者用に主に赤十字への募金のリンクを張ってあり、そして今後「がんばれ、日本」に応募されてきたイラストをポストするたび個別の記事にもチャリティへのリンクがつくそうです。

今後はアート作品の寄付の募集、日本に縁のあるアーティストを招いての特別なラリーを通して募金を集め赤十字へ送る予定だそうです。

「日本の人へは元気をわける、海外の人には少しでも募金を呼びかけるアピールになると信じています。」 by大谷夏樹様



アメリカ在住の林加奈子様からも



いろんなところから何か出来ないかと、気持ちがたくさん集まってきます。

わずかでも、小さなことでもと、心の詰まった投稿を見るに、大変なときこそ人の優しいところが一番見られるときではないかと思い、ここに紹介させていただきました。

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1. [震災][Photo]  [ caprinのヲタ更正日記 ]   2011年04月12日 01:32
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