「隣人のカエルがうるさい」と銃で撃った男が訴えられる…ドイツ
近所の人と揉める一因に騒音の問題があります。
子供の喧騒に楽器の演奏、神経質な人になると話し声や歩く音でさえも、揉める原因になりかねません。
ドイツでは、鳴き声がうるさいと隣人のカエルを銃で撃つという事件が起こりました。
裁判では、その男に銃の無許可所持による1500ユーロ(約17万円)の罰金を言い渡しています。
隣人とは40年来の知り合いで、飼われているアマガエルの鳴き声がうるさいと常々不満を漏らしていたと言います。さらにカエルたちをぶっ放すと脅していたこともあったそうです。
そのことを恐れて窓にカメラを設置していた隣人は、「モニターを監視していたら、窓が開き銃を撃ってきた」と述べています。隣人が確認しに行くと、お気に入りのアマガエルが頭を撃たれて死んでおり、さらにもう1匹も足を撃たれてひどい怪我を負っていました。
撃った男は銃の所持は認めているものの、カエルを撃ったことに関しては無罪を主張しているようです。一方の隣人は裁判の証拠で使用するかもしれないと、撃たれたカエルを冷凍庫に保存していたようです。
結局カエルのことは裁判では持ち出されなかったようですが、被害者である隣人は「裁判沙汰となり、罰金刑となったことに満足している」と伝えています。
暴力行為に出たことは論外ですが、騒音の被害者が神経質すぎるのか、それとも加害者が無神経なのかは数値化しにくいことだけに、近所付き合いの難しさを物語っています。
German man who shot neighbour's noisy frogs fined
ザ・フロッグウェザーリポーター
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