なんと無重力でも飲める、宇宙用ビールを開発中
ビールの起源は5000年以上も前にさかのぼると言われ、人類の歴史と共にビールも普及してきました。
そして現在、次の時代に向けてのビールを、オーストラリアのビール工場が開発していると言います。
なんとそれは、宇宙旅行用のビールです。
宇宙でビールを飲むことのニーズが今の時点であるかは謎ですが、これから宇宙旅行が増加していくことを見越して、無重力で飲めるビールが開発されています。
オーストラリアのビール工場のオーナーであるミッチェル氏と、宇宙エンジニアの開発・調査会社のオーナーであるジェイソン・ヘルド氏が、共同でどこへでもビールを届けようという熱意から開発を始めたとのことです。
すでにロシアでは裕福層向けに宇宙旅行を実施していることもあり、いずれ時代の先端を行くビールが必要になるとの考えのようです。
現在さまざまな実験がされていますが、炭酸の問題やガラスコップの問題など、まだまだ解決すべき課題は多いようです。
炭酸飲料は重力下では泡が浮力で上昇して抜けて行きますが、無重力では抜けず激しく噴き出してしまうそうです。そのため炭酸無しのビールも検討されましたが、アルコール茶のように味気なくなってしまうなど、模索段階であるとのことです。
しかしながら、2年も経てば宇宙旅行は増加すると見込まれているので、宇宙用ビールのニーズは急上昇していくのかもしれません。
未来の世界では、宇宙で酔っ払い運転なんてことも起こるのでしょうか。
Australian brewers tackle the final frontier with space-age beer for intergalactic tourists