驚きの盗みの手口…犯人はスーツケースの中に入り込んでいた曲芸師だった
スペインの観光バスで、荷物が盗まれる事件が多発していました。ところが一向に手口がわからなかったそうです。
犯人の正体はなんと曲芸師。なんとスーツケースの中に体をたたんで入り込み、盗みを働いていたと言うのです。
観光バスは空港からバルセロナまでの1時間ほどを運行しており、スーツケースなどの荷物はトランクに収納されていました。
ところがホテルに到着したあと観光者たちから荷物が紛失していることに気づき、同様のクレームが数週間も続いたのです。
紛失する原因が特定できず警察を大いに惑わせていましたが、先週の金曜日に一緒に収納されていた90cmx50cmの大きなスーツケースが怪しいという通報があり、警察が開けて確認しました。すると驚いたことに、器用に折りたたまれた178cmもの男性が出てきたそうです。
犯行の手口ですが、まず空港で共犯者がバスチケットを買い、曲芸師の入った大きなスーツケースを預けます。バスが出発すると懐中電灯を使って曲芸師がスーツケースから抜け出し、他の客の荷物から貴重品を盗み出すという方法をとっていたようです。
盗み出した品は別に持ち込んだ小さなバッグに入れ、そして自分は大きなスーツケースに戻るという犯行を繰り返していました。
警察は曲芸師と共犯の男の2名を逮捕して無事解決となりましたが、せっかく曲芸師としての能力を持ち合わせていながら、こんな悪事に利用するのはもったいないですよね。
以前、スペインの不況を伝える記事をご紹介したことがありましたが、こんなところにも影響が出ているのかもしれません。
参照:25歳男性が親を訴える「小遣い止められた、ひどい!」→裁判官「家を出て働け」…スペイン
Contortionist hid in suitcase to steal from tourists' luggage on bus
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