シンプルな発明でフィリピンのスラム街が生まれ変わった!使うのはペットボトルの水と漂白剤だけ
たったひとつの発明により、人々の生活が一変することがあります。
世界にはまだまだ不便な生活をする人は多く、水や電気を確保できない地域も少なくありません。
フィリピンのスラム街に革命をもたらしたという、シンプルな発明が海外メディアをにぎわせています。
なんと太陽光を利用した照明です。
驚くことに材料はたった3つ。ペットボトル、水、そして小さじ2杯ほどの漂白剤。
たったこれだけを、穴を開けた屋根に取り付けるだけです。すると太陽の光が部屋中を照らし出してくれるそうです。
マニラのスラム街では電気もまともに通っておらず、暗がりで生活を強いられていた人々にとって、劇的な変化となりました。
この発明はアメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)の学生が考え出したと言い、貧困層が持続して得られるエネルギーとして一気に広まっているとのことです。
太陽光はペットボトルの上部から直線的に入ってきますが、この漂白剤の溶けた水を通ると、360度のあらゆる方向に反射するため、55〜60ワット相当の光で照らしてくれます。とてもクリアーな光で、1年のうち10ヶ月くらいを照らしてくれるそうです。
設置も非常にシンプルで1時間ほどで取り付けられます。日中の電力をかなりセーブすることにもなり、その分を食費にまわせるなど 今後のフィリピン社会に多大な貢献をするとみられています。
日本ではどこでも電気が通っているとは言え、節電や省エネが必要な今、直接日光を取り入れられる場所では役に立つかもしれませんね。
この発明に対する、海外サイトの反応を抜粋してご紹介します。
・必要は発明の母なんだ。
・スラム街の放置が問題なんじゃないか、照明がないことより。
・船のデッキ下を照らす昔ながらのシステムと同じものを使っているね。デッキプリズムと呼ばれている。
・窓というものを聞いたことがないのかな。
・これは窓より壊れにくく、安く上がる。
・これはいったい何の魔法なんだ。
・そのパワーを吸収するために飲まねば。
・天窓や屋根の穴と同じと言ってる人がいるが、それはちがう。懐中電灯のように一方向だけの照らし方じゃないんだ。
・雨が入ってくるほど大きな穴を開けなくて済むし。
・漂白剤はなんのため?反射を助けるため?それとも藻類が発生しないように?
・藻類の発生を食い止めるためだよ。
・こういうことを考える人を尊敬するよ。シンプルで、安くて、持続することで、大勢の人の生活を向上させるんだ。
・つい最近マニラに行った者だが、このスラム街で一番何が役立つかというと「避妊」だ。法王め。(避妊を禁じられているカトリックが多い)
すでに1万軒の家に取り付けられたそうで、これからさらに需要も伸びていく勢いです。
水とペットボトルに少々の漂白剤というタダ同然のコストの上に、エコな太陽光を取り込めるというのはありがたいですね。
A simple invention, a bottle of water and a couple teaspoons of bleach
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