ロンドンの博物館からサイのツノが盗まれるも、職員の機転によって守られる
博物館や美術館では、価値の高い芸術品や古物などを所蔵しているため、盗難にたいする厳重な対策が必要となります。
イギリス・ロンドンの博物館で、展示されていた24万ポンド(約3000万円)相当のサイのツノが盗まれたのですが、被害は最小限で済んだそうです。
先週の土曜日早朝、侵入者によってロンドン自然史博物館の玄関口が壊され、サイの剥製から2本のツノが大きなハンマーによって引き抜かれて盗み出されるという事件が起こりました。
しかしながら、この数ヶ月の間にイギリスやヨーロッパの各地で同様の襲撃事件が起こっていたことから、職員がツノを偽物とすり替えていたのです。
本物は1kgあたり5万ポンド(約630万円)もするのですが、偽物のほうは樹脂で作られているため全く価値がないとのことです。その他には何も盗まれていませんでした。
博物館側は、以前オークション競売のときに狙われたのと同じ犯行グループによる犯行だと考えており、遺憾の意を示しています。
現在サイのツノは、ダイアモンド・金・ヘロイン・コカインといったものよりも価値が高騰していると言い、理由のひとつとして発作やガンに効くなどの、信仰めいたものがあることも影響しているようです。
Rhino horn thieves foiled after they make off with fakes
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