学校で催眠ショー、終了後に生徒が集団パニックを起こして病院送り…コロンビア
催眠術は他人がかけられているのを見る分には楽しいものですが、それが自分であった場合、何をされるのか、どんな行動に出るのか、きっと不安を感じることでしょう。
コロンビアの学校で催眠ショーが行なわれたのですが、終わってから生徒40人ほどがパニックに陥り、病院に搬送されるという騒ぎが起こりました。
コロンビアの高校で、生徒たちを楽しませる一環としてサーカスのようなショーが招かれたのですが、魔術師ミラー・ザンブラーノ・ポサダ氏による催眠ショーは思わぬ方へと展開していきます。
590人の生徒は700ペソ(約300円)を支払い、選ばれた8人がステージの上で催眠をかけられました。催眠中に受けた指示の内容は「腕を上げる」「くるくると回る」「赤ちゃんのように泣く」「ヒステリックに笑う、犬のように吠える」「にわとりのよう振舞う」と言ったもの。生徒たちは大笑いをしたり、拍手をしたりと大盛況だったようです。
催眠術師が帰ると、生徒たちは教室に戻されたのですが、すると変わった行動に出る生徒が続出したそうです。
「急に泣き出す」「校庭にダイブをする」「平手で胸を打ち始める」「悪魔が見えると叫び始める」など、集団パニックのような状態に陥ったのです。パニックを起こした36人の女子と5人の男子のうち、ステージに上った生徒は1人だけでした。
生徒たちは病院に運ばれ、両親や生徒らが魔術をかけられたと非難したことから、催眠術師は警察で拘留されたとのことです。運ばれた病院の医師は集団催眠にかかったのではないか診断しています。
事情聴取を受けた催眠術師によれば「何年も同様のショーをしてきたが、今回のようなケースは初めて」と説明をしているようです。
多感な年頃のため影響を受けやすかったのかもしれませんが、ショーのための催眠と言えど油断はできないようです。
Hypnotism show in Colombian school causes mass hysteria
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