2011年09月08日 21:01

2Dの映像も3Dに!?USBモニター初の裸眼3Dディスプレイ「RockVision 3D(ロックビジョン3D)」を試してみました

 


時々3D映像を見たいけど、3Dテレビをわざわざ買うのもなあ…なんて思いを手軽に叶えてくれる、USBモニター初の裸眼3Dディスプレイ「 ロックビジョン 3D 」が、株式会社アイ・オー・データ機器から発売されました。

パソコンのUSB2.0ポートに刺すだけで、Youtubeの3D映像や3D-DVDをメガネなしで楽しめるというこの製品、どれだけ立体に見えるのか、実際に試してみました。


今回試した ロックビジョン3D は、アイ・オー・データの挑戦者ブランドで発売された、USB接続の7インチ裸眼3D液晶モニター。

USB接続の2Dモニターは今までにもいくつか発売されましたが、ロックビジョン3Dは従来の2D表示に加え、USBモニターとしては初の裸眼3D表示に対応しています。


モニターの他に、着脱式スタンド、モニターカバー、USBケーブル、ドライバCDが付属しています。


対応OSはWindows7,Vistaで、パソコンとの接続はUSB2.0のケーブル1本。USBバスパワーのみで動作し、電源アダプターなどは必要ありません。

画面の解像度は800x480で、LEDバックライトを採用。ディスプレイのサイズは幅181mm x 高さ122mm x 厚さ23mmと、とてもコンパクト。重量も僅か600グラムと計量です。(※ディスプレイ部分のみ。スタンドは除く。)


背面には、3Dと2Dを切り替えるスイッチ、そして画面の明るさ調節ボタン。しっかりと凹凸があり、押すとしっかりとしたクリック感があるので、正面から手探りでも操作しやすくできています。


また机上での使用に便利な、しっかりとした着脱式スタンドが付属。折りたたむとコンパクトになります。


スタンドの可動範囲は、高さ調節と2関節のアームにより、設置自由度は高く、3D視聴時のベストポジションを簡単に調整できます。


また画面は縦横のいずれにも固定できます。スタンドと本体の間にある小さな突起により角度が固定されるため、縦横いずれもきちっと直角に固定できるようになっています。


また、背面にはスティック状のスタンドが収納されていました。これが実はかなりの優れもの。


ディスプレイ背面には、このスティックを差し込む穴が4つあり、どこに差し込むかでディスプレイの角度を調節できます。


横置きであれば、15度、30度、45度の3段階。


そして縦置きも可能。


またディスプレイ全面をがっちり保護してくれる、保護カバーも付属。持ち運ぶ時にいい加減にカバンに放り込んでも、ディスプレイに傷が付きにくいのは使いやすそうです。


付属のドライバーをインストールすると普通に拡張モニターとして認識され、ウインドウを移動したりするのも簡単。Windows Aeroも問題なく動作しました。

気になる3D表示は…す、すげえ…!

さて、やっぱり気になるのが裸眼3D表示。どれだけ立体的に見えるかがやはり気になるところ。そこで一番手軽に視聴できる3D映像である、Youtubeの3D動画を視聴してみました。


動画は、以前らばQでYoutubeにアップした、立体感溢れるGカップ美女3名によるこちらの3D動画。


3D表示の手順は、まず動画をロックビジョン3D上でフルスクリーンにして、この図の手順で3D表示形式を設定し、ロックビジョン3Dの3Dスイッチを押すだけ。とても簡単です。


再生してみると… うおおおお、じ…Gカップが…!!
(男の性なのです、すいません…)

見ているとまるでモニターの奥に空間が広がっているような立体感。水面や体の立体感、水しぶき、胸(コラッ!)などなど、2Dの映像とは段違いのリアリティがあります。 この映像を3Dで撮影しておいて本当に良かった…!

またUSB接続なので表示が遅いかと思っていたのですが、全然そんなことはなく、とても滑らかに再生され、コマ落ちやカクカクした動きは全くなし。す、素晴らしすぎです…。


ちなみにロックビジョン3Dには、3Dメディアプレイヤー「ArcSoft TotalMedia Theatre5 Special Edition for IO-DATA」も付属。3D写真や3D動画の再生、また2Dの写真や動画を疑似3Dにする機能も付いているようです。再生可能な形式は動画や静止画、3D形式などかなり豊富。

使い方は、起動してロックビジョン3D上にウインドウを移動し、見たいファイルをエクスプローラーからドロップするだけ。すんごく簡単です。


試しに手持ちの3Dデジカメ「 Finepix REAL 3D W3 」で撮影したデータを視聴してみました。


3Dデジカメで撮影したままのavi形式の3D動画をドラッグ&ドロップして視聴してみると、すんなりと3Dで再生してくれました。また3D写真保存形式であるMPOファイルもあっさりと開き、3Dで視聴できました。

以前取材で、いつか手軽に3Dが楽しめる時代が来たときのために…と、3Dデジカメで取材しましたが、まさかこんなに早く楽しめる日が来るなんて…。

また手持ちが無かったので試せませんでしたが(だってうちには3Dのテレビがないんですもの…)、3D DVDの再生も可能なのだとか。

ちなみにロックビジョン3Dはパララックスバリア方式という3D方式を採用していて、800x480のディスプレイの、左から奇数、偶数のピクセルを左右の目に割り振っているようです。3DSの3D液晶と同じ方式ですね。

3Dで見える角度は意外に広く、左右方向から斜めに見ても立体感が感じられ、何人かで横並びになって視聴する場合などでも、問題なく視聴できそう。

2Dの写真やDVDも3Dになる、疑似3D化機能の実力は…?

さて、もう一つの大きな特徴である、疑似3D機能も試してみましょう。

元々2Dだった写真やDVDを3D化して再生する機能なのですが、ごくごく普通に考えて、元々3Dの情報のない映像が3Dになるなんて、ちょっと信じられない話ですよね…?


とりあえず手元にあったDVD「ボーン・スプレマシー」を見てみると… おおお!?すげえ…。 確かに映像に奥行きが出ています…不思議…どうして…?

一体何がどうなって3Dになっているのか、その仕組みは全く理解できませんが、遠近感や臨場感は、普通に見るよりずっと増していて、画面に広がる世界のリアリティがグッと増しています。

もちろん、最初から3Dとして作られている映像に比べたら立体感や遠近感は到底敵いませんし、映像によって得手不得手があるようですが…しかし、シーンによっては、元から3D映像なんじゃないか?と思うほど効果的に3D化されていて、なかなか侮れません。

これは色々試してみると面白そう…。お気に入りのDVDや動画も、今までと違った臨場感で楽しめそうです。

サブディスプレイとしての使い勝手も抜群!

また2Dのサブディスプレイとしての使い勝手も試してみました。


サブディスプレイがあると段違いに便利な用途の一つがプレゼンテーション。サブディスプレイがあると、パワーポイントはスライドと管理画面を別々に表示することができるので、メモや前後のスライドを見ながら訴求力の高いプレゼンができるんですよね。


また拡張ディスプレイとしても使えるので、常時表示していたいメールソフトやメッセンジャーを表示する専用画面として使ったり、ブラウザを参照しながら文章を書く…なんて時にとても便利。


webをだらだらと巡回しているときに、Youtubeやニコニコ動画を傍らで視聴するにも便利です。

活用範囲は広く、1台あると何かと便利

そもそもただでさえ仕事の効率が1.7倍(当者比)も上がる、セカンドモニターとして超便利なUSBモニターですが、それに加えてスイッチ一つで簡単に裸眼3Dが楽しめるコンセプトは、実際に試してみるとかなりイケていました。

本体価格も19,800円とだいぶ手頃で、普通の拡張USBモニターとして使える上に、最近増えてきたYoutubeの3D動画も手軽に楽しめると考えると、1つ持っていても損はなさそうです。…ていうかめっちゃ欲しいんですけど!!

他に書ききれなかった特徴やスペックは、 製品の詳細ページ に詳しく書かれているので、こちらからどうぞ。

RockVision 3D(ロックビジョン3D)
CL2-002L3
株式会社アイ・オー・データ機器

>>詳細を見る

 

関連記事

 
Twitter facebook はてブ コメント ご意見 TB
 
コメント欄を表示する(0)
この記事へのトラックバック
あんてなサイトにブックマークされました。
2. RockVision 3D  [ 半端人生 ]   2011年09月09日 00:29
2Dの映像も3Dに!?USBモニター初の裸眼3Dディスプレイ「RockVision 3D(ロックビジョン3D)」を試してみました(らばQより) 安価に手軽に3Dディスプレイを増設できるのがいいですな。 USB ...
トラックバックURL
最新記事

スポンサードリンク
以前の記事


らばQは、世界中から役立つ・面白いニュースの話題をお届けするブログサイトです。