「ここはどこなんだ?」インドの列車、1千kmも離れた駅にたどり着くまで誰も気づかなかった
海外の鉄道事情を聞くたびに、いかに日本の鉄道が優秀なのかを実感することになります。
インドで列車が行き先を間違えるアクシデントが起きたのですが、およそ1千kmも離れた場所に着くまで、誰一人として気づくことはありませんでした。
線路を間違えたところで、その他の路線との都合であったり、途中の通過駅などを見てすぐに気づきそうなものですが、はるか離れた駅に着くまで誰も気づかなかったというから驚きです。
列車はインド南東部のTirupatiを出発し、北上して東部のBhubaneswarを経由、最終的にVaranasiという北東部の都市に向かう予定でした。
ところが到着してみると乗客は見慣れない景色にびっくり。降りてみるとそこはWarangalという、本来の目的地から980kmほど西にある都市だったのです。
そこへ到着するまでには3つの鉄道局などを通過してきており、さらに何百kmも進みながら誰も気づかなかったのですが、その理由として、「間違った到着コードを与えられた」「たまたまその列車が特別運行の列車で、スタッフもルートをよく知らなかった」と言ったことが原因とみられています。
結局列車はルート変更することとなり、トータル2300kmの長旅を安全に走り終えることができました。
疲弊しきった乗客は、「他の列車にぶつからなかったことが、せめてもの救いだった」と述べていますが、なんともスケールが違うハプニングです。
Indian train travelled hundreds of miles in the wrong direction before anyone noticed
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さくら 剛
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