アメリカ人たち絶叫…米国の現状をものすごくわかりやすくした数字
円高は深刻になるばかりです。
これだけ日本経済がぼろぼろなのに、なぜ円が強いのか。理由はいくつも考えられますが、他の先進国が輪をかけて深刻な状況にあるというのが根っこにあります。
ではアメリカ政府の借金はいったいどれほどのものなのか、単純に示した数字が話題を呼んでいました。
USの租税収入: 2,170,000,000,000ドル
連邦予算: 3,820,000,000,000ドル
新規債務: 1,650,000,000,000ドル
債務総額: 14,271,000,000,000ドル
新規予算削減: 38,500,000,000ドル
アメリカ政府の支出を数字で表したものですが、これではピンときませんよね。そこでゼロを8個取り除き、家計だと考えてみることにします。
年収: 21,700ドル
支出: 38,200ドル
クレジットカードの新規の請求額: 16,500ドル
クレジットカードの累計の請求額: 142,710ドル
節約で切りつめる額: 385ドル
ここはわかりやすく1ドルを単純に100円として置き換えてみると以下のようになります。
年収: 217万円
支出: 382万円
クレジットカードの新規の請求額: 165万円
クレジットカードの累計の請求額: 1427万円
節約で切りつめる額: 3万8500円
なんと言うか、もう絶望するしかない数字ですよね。
アメリカ国債(政府の借金)がデフォルト(債務不履行)になるんじゃないかと、たびたびニュースになっているのも納得の、もはや惨事と言ったところ。
国家予算だと大きすぎてピンときませんが、家庭の数字に置き換えると、それはそれでわかりすぎてつらいものがあります。
この現実に直面した、海外掲示板の反応をいくつかご紹介します。
・責任のある解決法は何があるだろう。ちゃんとした職に就くのがいいのか?それとも子供に食わせるのをやめるのがいいのか?
・これを解決するには、ちゃんとした職に就き、なおかつ、子供に食わせるのをやめる、だ。
・オレらは終わった。
・それは人間が子供のようなもので、自分たちの世話が出来ないことを意味しているのか。
・遅かれ早かれ子供たちは厳しい現実に直面し、彼らの生活標準は落ち、借金を受け継ぐであろう。
・自動車はもうやめにして、馬や二輪馬車を取り入れよう。
・これが家庭じゃなかったら、破産宣告がいいんだけどな。
・ケーブルテレビの加入をやめろ、ブルームーンの代わりにナチ・ライトを買え、ヨットは売り払い、ステーキとポテトの代わりに大豆やごはんを、ハンバーガーの代わりにホットドッグを食べろ。室温は1〜2度上げ、子供が新しいゲームソフトを欲しがったらダメだと言うんだ。後は3万ドルのSUVを売って中古車に換えるんだ。
・ご近所さんと喧嘩してる場合じゃないってことかと。
実際はこんな単純化は出来ないという意見もあるようですが、まったくピンとこない数字より実感できる分、関心が持てるかと思います。
一度借金が増えてしまうと、どうにもならないのは個人も国も一緒のようです。
US National Debt Crisis Simplified! :)
(2011/09/20)追記:「今月」の請求額を「新規」に訂正しました。