ケンブリッジ大卒でも就職出来ない!自分の顔に広告をペイントするビジネスを始める
日本も厳しい就職状況となっていますが、イギリスはそれをさらに上回る就職氷河期時代を迎えており、大学を卒業した若者が職を得られないことが社会問題化しています。
世界大学ランキング1位の名門ケンブリッジ大学の卒業生が、自分たちの顔を利用して広告スペースとすることに決め、ただいまスポンサーを募集中とのことです。
イギリスの就職市場は今年は最も困難な状況で、就職できない新卒の若者であふれかえっています。
アメリカのハーバード大学を抑え、2010年の世界大学ランキング1位に輝いた名門校ケンブリッジ大学(東京大学は24位)。その卒業生であるエド・モイスさんとロス・ハーパーさん(21歳)でさえも、就職先が見つからず、山のように積もった学生ローンだけが残りました。
そこで2人が考えたのが、10月1日から366日間、顔を広告スペースとしてペイントするというアイデアで、現在スポンサーを募っているところです。
「全く仕事がなく、わらをもすがる思いで始めた」というロスさん。
2人は大学に通い始めた初日に知り合い、エドさんは経済学、ロスさんは神経科学を専攻し、卒業しています。
2人は大学時代に積もった学生ローンの合計が5万ポンド(約600万円)にも膨れ上がっていながら、就職できるメドは立っておらず、フェイスペイントでメッセージを作り、「顔を売ります」というこのビジネスを始めることにしたとのことです。
もちろん法律上の問題はなく、他者を攻撃するような内容でなければ、たいていの広告は引き受ける意向であると言い、すでに売り出すためのWEBサイトも出来ています。
気になるお値段ですが、初日に1ポンドで売りに出し、徐々に値段は上がって、一番安い日でも13ポンド(約1600円)という相場に上がってきているようです。
世界最高の大学の学生でさえ仕事にありつけないと言う、イギリスの就職事情の厳しさを物語ってはいますが、果たしてこの斬新なビジネス、借金を返していけるくらい上手く行くのでしょうか。
Cambridge graduates sell advertising space on their faces