終身刑で服役していた男、実は義理の弟が身代わりをしていたことが判明
刑務所に入る罪の種類にもいろいろありますが、インドで身代わりで服役していたというケースがありました。
なんと終身刑を受けた義理の兄になりすまして、18ヶ月も刑務所に服役していたと言うのです。
実際に終身刑を宣告されていたのはRaj Kumarという電気工事請負業の男で、1993年に友人のFaisalとライバル会社と銃撃戦を繰り広げ、殺人罪が確定しました。
2010年の3月から、事件の共犯者であったFaisalと共に入所したはずでしたが、実際に服役していたのはkumarではなく、その義理の弟であるKiran Singhだったのです。
事件が発覚したのは同室だったFaisalが裏切り、Singhがなりすましをしていると告発したことによるもので、警察をあざむくために、腕に"Kumar"とタトゥーを彫る念の入れようでした。
Singhの言い分によると、自分の妻の兄にあたるKumarから「未婚の姉妹たち5人を養わなくてはいけない」と言われ、「すぐに控訴するので数週間経てば出所できる」と約束してもらっていたとのことです。
Singhの家族は、2人にやりとりがあったことを知らなかったと言い、単にSinghが職を探しに行ったまま家出をしたと思っていたと述べています。
警察は義弟の彼がなぜ身代わりに同意したのか疑問があるとして、二人の間に金銭のやりとりがあったかなどを調査しているようです。
その後Kumarは逮捕されましたが、身代わりになったsinghも詐欺罪で有罪となれば、今度は本当の罪で禁固刑を受けることになるだろうとのことです。
背景ははっきりしませんが、電気事業の会社間で銃撃戦をしていたりと、日本の常識とはかけ離れた事件と言えます。
Indian man impersonates brother-in-law to serve life sentence for him