「ロシアはこれから永遠にサマータイムで行くことにした」…海外の反応は
日本ではサマータイム(夏時間)を導入していませんが、緯度の高い国を中心に、多くの地域で導入されています。
北半球ではだいたい3月中旬〜4月上旬に時計を1時間進め、10月ごろに1時間戻すという繰り返しです。
ロシアではこの冬、サマータイムで進めた時間を戻さないことが決まりました。
決定の主導権はドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領にあるのですが、
「もうロシアは永遠にサマータイムで行く」
と彼が宣言したことで廃止となったようです。
半年に1回、時計を進めたり戻したりするのはストレスだと言うのが理由で、今までもサマータイムの導入には賛否両論の意見があったそうです。
ここまでは納得できる話ですが、サマータイムを戻して終えるのではなく、戻さないまま終えてしまうあたり、ちょっと首を傾げたくなるところではあります。
ちなみに日本でも戦後の占領統治時代に一時的に導入されましたが、数年で廃止になった経緯があります。
さて、このロシアの決定に対し、海外掲示板の反応をご紹介します。
・この行動を世界中でやるべきだ、サマータイムにウィンタータイム、どうでもいい。途中で変えるのはやめろ!
・混乱の原因になってると思う。
・だけど我々の国の農家の大半は、朝の暗いうちに仕事しなければいけない。
・理解できないな、農家は農家だろ。時間なんか気にしてないさ。起きなきゃいけないときに起きてるだけだ。
・ウィンタータイムは、9-5(あるいは8-4)時に仕事する人間にとって最悪だ。仕事しているときだけ日が当たることになる。そして暗い時間に自由時間を楽しんでくれ。こんな感じだ。
・ロシアでは時間は変わらないさ。
・中国はサマータイムの導入を1986〜1991年の間だけ行った。彼らは何でも5年計画でやる。現在は中国全土が北京タイムを使っているようだぞ。中国の一番西では、本来使うべき時間より3時間も早いんだ。
・もうワールド・タイムってのでどうだ?もうどこが9時に夜が始まるとか、11時に夜が始まるとか数字も全部関係なしでいこうぜ。
・じゃあ、そうした場合はリアル・タイムってのは誰が持つことになるんだ?あのグリニッジ時計台のある気取り屋たちかよ。
・だが多くの携帯電話は1時間戻るようになってるぞ。だから日曜日の朝のロシアの掲示板やTwitterは「今何時?」で埋め尽くされていた。ガジェットが付いていけず混乱しているらしい。
・今朝、二日酔いで目を覚ましたんだが、何時か知るまでに永遠を感じるほどだった。家中の時計が違う時間を指していた。
・なんでこれが我々の国でも出来ないんだ。サマータイムのほうがずっといいじゃないか。4時に日が暮れるなんて許せない。
・それは誰かが朝が太陽でまぶしくて見えないっていう方が、夕方の日暮れが1時間遅れるよりも良いと思ったせいだよ。
・オレが大統領でも同じことをやるよ。他のこともやるけど。
・それってロシアの作物は少しの日光で育つということ?
・ヤフーで出てきそうな質問だな。
・サマータイムがあった方が良いなんて思うやつは、みんなクソ食らえだ。一回セットしたら時刻を変えなくていいんだぜ。誰がニューヨークで、1時間早く暗くなるとか遅く暗くなるとかを気にするもんか。
・私たちエストニアでも、ちょっと前にやったんだけど、あまりに他国と問題を引き起こしすぎた。特に飛行機の時間だ。
・アルゼンチンでも同じことを2年ほど前にしたよ。日曜の真夜中に変わるはずだった時間を、直前の金曜日の午後にいきなり決めたんだ。全くのカオスだったよ。
・もともと日光の利点を考えて、省エネにするためじゃないの?
・そんなのは、ほとんどの電気が街灯だった19世紀までだ。
・ロシアの大統領ってプーチンじゃなかったんだ。
・僕は今、時計を30分だけ戻しておいたが、ずっとそのままにしておくつもりだ。みんなもこれでどうだ?
・やめるのはいいけど、正しい時間はウィンタータイムじゃないのか。
・それは何を正しいとするかによる。
・この変更のために、うちの猫が晩ごはんの時間を混乱する。この混乱とは暴力的を意味する。
・国会でサマータイム導入が発議されたとき、どんなにクレイジーだったかってのを想像してみている。
「朝は暗すぎる、なので仕事を遅く始めるってのはどうだい?」
「というより、時間そのものを変えることを国会に提案する。」
日本で生活しているとサマータイムのある生活がピンとこないかもしれませんが、逆にサマータイムが当たり前の国だと、やめたときの弊害を心配する人がいて面白いですね。
Russia has not put its clocks back for winter this year
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