2011年11月03日 18:46

なんと番組中に局のレポーターが2億円に当選!テレビ局主催の宝くじなのに…

 

レポーターが宝くじ当選00
カナダのテレビ局が主催する、子供の病院のためのチャリティくじで、1等の250万ドルを引き当てたのは、なんと同じテレビ局に勤めるスポーツレポーターだったという珍事が起こりました。

当選者がまさかの同僚だったことで、生放送中の番組は興奮と混乱に包まれたようです。

レポーターが宝くじ当選01
グローバルBCというカナダの放送局で、スポーツアナウンサーのバリー・デリー氏が250万ドル(約2億円)に当選しました。

くじの当選番号を発表したときには、長らく彼の同僚だったソフィー・ルイ氏、スクワイヤ・バーンズ氏がプレゼンターを務めていました。

さらにくじを引いたのも同僚の天気予報アナウンサー、アラン・ヘン氏でした。驚いた同僚たちはテレビの生放送でバリー氏に電話すると、スーパーで買い物をしていた彼は「これってみんなに怪しまれないのかな」と驚くと同時にやらせに思われないか心配したようです。

最初に当選者の名前が発表されたときに、同僚のアナウンサーたちは、聞き覚えのあったことから名前を繰り返し確認し、次に住所を確認し、「彼が当選していいの?」とざわつくなど、生番組ならではの混乱が起こりました。

レポーターが宝くじ当選02
電話を受け取った本人も、「何かの冗談だろう?」だとか、「真面目な話?」など繰り返し尋ねていますが、同僚たちも興奮冷めやらない様子。

次の仕事には来るのかという質問には、バリー氏は冗談っぽく「どうなんだろう、ちょっと考える時間が欲しいかも。ちょっと信じられないね。ここではまともに考えられない」とだんだん実感が湧いてきたようです。

バリー氏は自分の長女が4歳のときに白血病と診断され、化学療法によって症状が治まったそうですが、それ以来、子供たちの病院のためのチャリティに積極的に参加し、このくじも買い続けてきたとのことです。

1等のオッズは1:28万8000。それを同局のレポーターが引き当てるのだから、やらせを疑われないか心配になるのも無理はないところです。こんなことってあるんですね。

ニュース映像は以下よりどうぞ。
Barry Deley wins lotto home draw - YouTube

TV sports reporter wins lottery drawn live on station he works for

(2011/11/4)追記:「白血病が完治した」と記載していた部分を訂正しました。白血病は完治する病ではなく、必ず再発の危険性を伴うため、「寛解」(症状が消えた状態)と言う表現がふさわしいとのことです。教えてくださった方、ありがとうございます。

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