墓地の賃貸料が支払われず、掘り起こし…スペイン
寝た子を起こすなという表現がありますが、これが永眠している人となると出来る限りそっとしておくのが通常というものです。
近年スペインでは、賃貸料が滞納している墓地を掘り起こす事例が増えているそうです。
それと言うのも、スペインでは多くの墓地が買い取りではなく、賃貸システムを採っているため。
5年〜49年間の賃貸料を払うのですが、賃貸期限が切れたときに、すでに家族や親戚が亡くなっていると賃貸料が滞ることになってしまうのです。
現在、賃貸契約の途切れた墓地の家族や親類に連絡をとっているそうですが、半年待っても契約の更新がない場合には掘り起こしが行われ、共同墓地に移されるとのことです。
15年以上更新されていないケースが7000件にも及ぶことから、市が問い合わせをしていると言い、この数ヶ月ですでに420件の移動が完了しているとのことです。
墓地のレンタルが主流というのも文化の違いを感じますが、今後こういった更新切れのケースは増えていくようです。
Thousands of corpses face eviction from Spanish cemetery after relatives fail to pay rent on plots