家のPCを遠隔操作して息子の心をもてあそぶ父親
少しパソコンに詳しい人であれば、インターネット越しにパソコンを遠隔操作するのは難しいことではありません。
知っていれば当たり前の技術ですが、年端もいかぬ子供からしたら魔法か何かと思うことでしょう。
8歳の息子が自宅のPCで遊んでいるところへ、外出先からそのPCを遠隔操作し、その心をもてあそんだという父親がいました。
具体的に父親がしたことは、Windowsのメモ帳を操作して、文章を書き始めたそうです。
まるでチャットのようになったメモ帳の内容は以下の通り。
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父: ビンセントかい? 元気か?
父: 答えてくれ!!!
子: パパ
父: そうだ!
子: パパ、どうしてこんなことしているの? 僕怖いよ
父: ビンセント、パパは今マトリックスの中にいるんだ。 お前の助けがいるんだ。ここからパパを出してほしい。
父: 助けて…くれ…
子: どうして
父: どうやってここに来たのかわからないんだ、パパをここから出してくれ。お前が必要だ。
子: どうやってパパを出したらいいの?
父: いっしょにこの中へ来て、ボス敵を打ち負かすのを手伝ってくれ。
子: どうするの
父: お前の用意が出来たら教えてくれ、そうしたら手順を踏む。お前をここに来させるようにザッピングする。
父: もしかしたら戻れないかもしれないので、ママや弟や妹にハグしておくんだ。
父: ビンセント、用意はいいかい? もうそれほど時間がないんだ…
子: 用意できたよ
父: 覚悟するんだ、ちょっと痛いかもしれない。
子: わかったよ、ザッピングして。
涙ぐましいほど健気な息子です。
母親視点だと、「いい歳して、いい加減にしなさい」と父親を説教しそうな内容ですが、海外掲示板の男性たちは、口々に「なんてすばらしい息子なんだ」 と称えるコメントが大半でした。
「そんな息子にご褒美をあげろ」
「オレもそんな父が欲しかった」
「オマエはバカだが、オレと同類のバカだ」
「最初は笑っていたが、進むにつれ感動した」
「バカな父とマトリックスへ入って死ぬ覚悟には感心した」
…などなど、怖がっていて痛いかもしれないのに、父親を助けに行こうと覚悟する息子に感心の声が集まっていました。
ちなみに父親によると、その後すぐ家に電話して、ロボットのような声を出し、「ビンセント、急げ! もう時間がないんだ!! 速く!」と言うと、後ろで弟と一緒にヒステリックに叫びまくっていたそうです。
純粋な子供の心をもてあそぶのはやめましょう ―― by母親たち
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