人類の半数を殺す極めて危険なウイルスが作られる…公開すべきか激しい議論
毎年のように新しいインフルエンザが猛威をふるっていますが、オランダの研究者によって、極めて危険なインフルエンザ・ウイルスが作成されたと発表されました。
なんと世界の人口を半分に減らしてしまう、致命的なウイルスだとのことです。
あまりに危険なため、バイオテロリズムの研究者たちや専門家たちの間で、このウイルスのレシピ(作成方法)を公表すべきかどうか、激しい議論となっています。
ウイルスは遺伝子の組み換えにより作られた鳥インフルエンザ(H5N1)の一種で、非常に感染しやすいそうです。
開発したのはオランダ・ロッテルダムのメディカルセンターのロン・フォウチャー教授。9月にマルタで行われたインフルエンザ・カンファレンスで発表されました。
もともと鳥インフルエンザは10年前にアジアで発症が確認され、人間への感染は600人未満とそれほど多くはありませんでした。
ところが今回作り上げられたものは、人に極めて感染しやすく、感染した患者の50%が死に至るとのこと。
実験にはフェレットが利用されましたが、感染したフェレットのそばにいるフェレットも病気になっていったそうです。
公表に反対するバイオテロリズムの専門家トーマス・イングルスビー氏によると、「科学者が致命的なウイルスをさらに致命的で感染しやすくすることは非常に問題であるとし、さらにそれを公表することによって他者がコピーできることも非常に問題である」と伝えています。
反面、自然にインフルエンザが変異を起こすようなケースもあり、似たものが登場したときに、リスクを回避しやすくなるといったメリットもあげられているようです。
参照:オランダ研究者による変異型H5N1インフルエンザウイルス作成に関する報道集
海外掲示板の反応をご紹介します。
・マダガスカル島へ引っ越すときが来た。
・人類終わったな。
・月に行くときがきた。
・人口の半分って、どの半分だよ。
・ひどい言い方かもしれないが、たぶん貧困な半分だと思う。
・俺ら50%側だよな。
・よし、ちょっと正気を取り戻そうぜ。
1. これは鳥インフルの変異体で、作られたものであるから自然界でこの変異が起こったときには解毒剤を作れるということである。単に鳥インフルを人間に感染させやすくしたということだ。
2. これは確かに危険だが、ラボでは一般のテロリストが届かぬようなところで作られているし、現在のところ、テロリストは炭疽菌のような他のものを使うほうが便利である。
3. オランダの研究者が公表したがっているが、妨害しているのはアメリカの防衛局だ。ということはすでに研究結果が出ているということだ。
4. 上記の2、3をまとめると、科学的な書類公開の議論がなぜ行われているかがわかる。これは武器になりえる可能性があると米国軍が考えているので、誰か別の者(アメリカ人以外)が解毒剤を作れるかどうかは彼らには興味はない。
ちなみにこの内容は、オランダの新聞に先週インタビュー記事として載っていたものだ。
・おいおい、これを知った動物愛護のやつらがそのラボへ侵入していって、実験に使われているサルでも逃がしたら、地獄の始まりだ。28日後に会おう。
・ちょっと怖いのは、何十年かすればテクノロジーが発展して、こういうのを自家製で作れるようになるということだ。カスタムメイドの生物体に、カスタムメイドのDNAだ。
議論の中でも、ここまでリスクの大きいウイルスは最初から作るべきではなかったといった意見も出ているようです。
人間を一番殺すのは、やはり人間……なんてことにならないよう願いたいものです。