女の子「野生のアライグマスーツの作り方を思いついた!」
毛皮のコートがステータスとされた時代もありましたが、動物愛護の観点から堂々と着用するのは難しくなっています。
毛皮好きだけど、動物も守りたい、そんな矛盾する願望を同時に満たす、アライグマスーツの作り方を思いついた女性がいました。
彼女の無謀な挑戦をご覧ください。
なんと、生きたままのアライグマを、そのままスーツにするようです。
作り方は以下の通り。
1.まず、かなり厚手の強い服を着なければいけません。アライグマの歯や爪から守るためです。アライグマが野生のため、狂犬病を持っていることが予測されます。まずは安全対策が先です。
2.次にアライグマを釣るための食べ物です。彼らの考えていることの8割は食べることであり、しかも大して好き嫌いがありません。ほとんど何でも食べてくれることから、家にある食品の大半が使えます。冷蔵庫に入れっぱなしの腐りかけだとか、古いものでも利用できます。全て袋に入れ、アライグマのいそうな場所へ出動。
3.アライグマのテリトリーに入るちょっと前に、持ってきた全ての食品をダクトテープを利用してぐるぐる巻きに体に貼り付けます。これだけでアライグマはもう、あなたにゾッコン。
4.アライグマはなぜかブロッコリーを嫌がります。なので触れられたくない部分周りにブロッコリーをセットすると良いでしょう。
5.せっかくここまでの努力をするのなら、用心深くアライグマが集まるところを前もって調査しておくことも大切です。私が選んだ場所はカナダ・モントリオールのマウント・ロイヤル。
6.不安を強く感じる人は、地域の医師に前もって相談をしておくと良いでしょう。とりあえず狂犬病になるチャンスはかなり低いと言われたことから、安心して挑戦することができました。
7.アライグマに襲われるための、さらなる努力をするなら、近所の魚屋さんと仲良くなって廃棄する魚をもらうと良いでしょう。その腐った臭いはアライグマたちにとって、フォアグラにキャビアを載せて釣るのと同等の効果が得られます。
8.時おり、ブロッコリーを気にしないタイプのアライグマもいるようです。
9.すばらしい大成功をおさめることができました。これでこの秋のファッションは決まりです。
10.ひとつ注意があるとすれば、野生の動物にエサを与えることは地域によって違法な場合があります。そして罰金があるところもあります。しかしながらこんなかわいい毛皮に囲まれるのは、プライスレスというのが感想です。
……説明は以上ですが、欧米人はやはりワイルドな人が多いといいますか、発想が変な方向に抜きん出ているようです。
とりあえず、他の追随を許さない斬新なファッション、という点では成功のようです。
※見た目はかわいいアライグマですが、かなり凶暴な動物だそうで、また病気の危険もあるため、興味本位で手を出すのはやめましょう。