アメリカ人「英語の筆記体ってどこで使うの?習ったけど一度も使ったことない」
日本の英語教育は中学校から必修、学校によっては小学校から始めるところも増えてきました。
アルファベットを習う際に、ブロック体(活字体)の他に、筆記体を学習しますが、英語圏の国でも使っているところとないところがあるようです。
あるアメリカ人が「学校で教わったけど一度も使ったことがない、地域や国によって、習ったり使ったりは違うのだろうか」と掲示板に質問し、さまざまな回答が寄せられていました。
海外掲示板に、以下のような質問が投稿されました。
「自分は29歳のアメリカ人だけど、学校で筆記体というのを教えられ、書くように指導されたが、それ以外で一度だって使ったことがない。地域や年齢もあると思うけど、実際のところどうなのか教えてもらえないだろうか」
※ちなみに、筆記体のことをアメリカでは"Cursive Writing"、イギリスでは"Joint-up Writing"、オーストラリアでは"Running Writing"と言います。尚、日本ほどきれいに筆記体を書く国は、どこへ行っても見受けられませんでした。
各国や地域の事情はどうなのか、海外サイトに寄せられたコメントをご紹介します。
・メモを取るときに速いので使う程度かな。
・刺繍で使う文字が、ちょうど筆記体とブロック体を足して割ったような感じね。
・アメリカの22歳だが、自分はいつも使っているよ。速いからね。
・署名する時に使う。問題は自分の筆記体は自分しか読めないこと。
・昔は署名を筆記体で書いていたが、今じゃ稲妻にしか見えない。
・自分が通ってたスロベニアとドイツの学校では筆記体だけを教えていて、それ以外を使ったことがない。なのでよその国が必ず使っているわけじゃないと知って驚き。
・オーストラリアから。小学校のときに、中学校へ行ったら筆記体を使うからと言って教えられたが、中学校へ行くと別に筆記体で書かなくても良かった。
・アメリカから。小学校のときに「筆記体は中学校で使うからね」と言われたが、中学校へ行ったら別に使わず、中学の先生は「高校で使うから」と言った。そして高校の先生は「大学で使うから」と言った。大学の時だけは、それほど間違ってはいなかったが、そういうトリックなんだ。
・全くだ。小学校3年か4年で高校で使うからと言われ、教えられたがすごく苦手だった。高校で一度も使ったことがない。なぜ先生はウソを言うんだ。
・アメリカの小学校:「高校に行けば、筆記体で書かなければいけません」高校:「タイプした提出物しか受け取りません」
・僕の経験ではこうだ。
小学校:「高校に行けば筆記体で書かなければいけません」
高校:「何だこれ?読めない。これは筆記体なのか。なんでそんなのを使うんだ」
・URLとかは、もう筆記体だとクレイジーすぎる。"www"とかを筆記体とか難しい。
・驚きなのは真剣に捉えている人が多いことだ。10分以上かけて筆記体を書くなら、普通の文字をつなげるだけで誰も全く気にしないさ。
・万年筆で筆記体を書くとよい。筆記体はボールペンが発明される前にデザインされた文字なので、万年筆だと筆記体で書かないとロールシャッハ(インクを落として作られる心理テスト)のようになる。
・ニュージーランドの33歳だけど、ケーキにアイシングで文字を書くときに使うね。
・「さぁ、子供たち、よく聞きなさい。これはいつか役に立ちます。みんな一度はケーキに文字を入れることがありますからね」と教えるのか?
・アメリカで筆記体と呼ぶものは、ベルギーでは普通のライティングと呼ぶ。ここではその書き方しか学ばない。
・ポルトガルでもそうだな。
・フランスもそうだ。君らのノーマルはブロック体なのか?俺らはそれはタイトルくらいにしか使わない。
・やっぱり書くには速い方法だよ(専門家もそう言ってる)。何の問題もないと思うし、嫌われている理由がよくわからない。ハンガリーより。
・イギリス人だが、みんなこんな風に続けて書いているよ。21歳のときにアメリカに行ったとき使ってないのでびっくりした。どうやってそんな遅く書いているのか驚きだ。
・オレは全部大文字だ!
・カナダから。筆記体は使うけど、字は汚い。
・おお、GとPはオレが知っていた筆記体と違った。
・これから練習するよ。
アメリカは使わない人・地域も増えてきているようですが、イギリスを始めとするヨーロッパの国ではまだまだ使用率が高いようです。
筆記体が使われなくなってきた理由として、判別が難しいほど汚い人が多いことや、タイプすることが増えて手書きの機会が減ったことなどがあげられるかと思います。万年筆に最適化された記述法、という歴史も興味深いですよね。
日本人の書く筆記体がキレイなことが多いのは、やはり漢字の書き取りや習字などで、上手に書く訓練を受けているからでしょうか。
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