2011年12月12日 12:21

天才だと称賛の声…客に謝罪させたタクシー運転手

 

タクシー運転手
タクシーの運転手はいろんな人を乗せることから、客とのトラブルが絶えない仕事です。

特に酔っ払いが相手となると苦労するのは世界共通のようですが、あるタクシー運転手が、困った客の心を入れ替えさせることに成功したそうです。

世界中から称賛されていたその手法は……、なんとフェイスブックを使うというものでした。

以下は、フェイスブックに書かれていた内容です。

「昨晩、僕はタクシーの運転手さんに最低な態度をとって、支払いを拒否したあげくに、彼を脅しました。彼が警察に行くと言ったとき、僕は怖くなって逃げることにしました。そして逃げようとしたときに、携帯電話をタクシーの中に忘れたことに気付きました。

 そこで、タクシーの運転手さんは僕が学ぶようにと、この投稿を書くようにうながしてきました。

 極め付けに彼に失礼なことをし、どんくさかった僕だというのに、彼は携帯電話を返してくれるチャンスをくださいました。それは彼に支払うべきお金を払うことと、フェイスブックに謝罪の投稿をして、僕の友達全員が本当の僕というものを知って「いいね」ボタンを押してくれることです。

 タクシーの運転手さんは僕のフェイスブックを明日確認して、この謝罪のメモを確認したあとで、携帯を引き取りに行くための住所を教えてくれることになっています。」

3名と59人が「いいね」を押しています。

このタクシーの運転手さんのやり方が天才だと、話題にのぼっていました。

こういった乗客とのトラブルは結構あるようで、海外掲示板にはタクシーの運転手を含む、タクシー利用者たちのコメントが多数届いていました。

抜粋してご紹介します。

・タクシーの運転手をしているけど似たようなことがあったよ。若者を乗せて20kmほど運転し、料金はで80豪ドル(約6300円)ほどになった。団地のような建物の前で降ろすと料金を払わずに走り去った。携帯を忘れたので中を見ると連絡先の中に「母」というのがあり、彼女に状況を話すと彼の態度にすごく腹を立てていた。翌日彼は父親といっしょに料金を返しに来たが、車の中で泣いていたようで目は真っ赤だった。彼の謝罪を受け止めながら「女々しいやつだ」と思ったよ。

・料金を踏み倒すやつがいるってのが信じられない。8年くらい前にヨーロッパにいたときタクシー代に98ユーロ(約1万円)かかった。100ユーロを支払って降りようとしたら、運転手さんが止めてお金を返してくる。よく見るとそれは100ユーロじゃなく10ユーロで、僕はそのとき酔っていて、暗く、しかも紙幣は似ている上に、慣れてなかったのでわからなかった。俺がだまそうとしたと思われているんじゃないかって思うと、いまだにすごく悪い気持ちになる。

・僕はある日、銃で脅されて顔を殴られて強奪された。救急に行ったが財布を盗られていて、保険カードを持っていなかったので治療をしてもらえなかった。家に帰されるとき「死んでも病院のせいじゃありません」みたいな内容に署名させられた。
 病院のスタッフにタクシー券か何かないかと尋ねると、ないと言われた。お金もなく、夜中の1時に強奪された近所にある自分の車までどうやって戻ったらいいのか尋ても、バス代を1ドルくれただけだった。
 しかたなく病院を出て、タクシーを止めて状況を説明した。自分の車のあるところまで連れて行ってくれるように頼み、車の後ろをタクシーで付いてきてくれたら、家には金があるのでそこで支払うと言った。彼は心配しなくていいと答え、車のところまで乗せてくれ、頭を怪我していたので、そのあときちんと運転できているかどうかを確認するため少しだけ付いてきただけで、その確認をすると手を振って去ってしまった。彼の名前を覚えていないが、またもう一度会うことがあったらお礼をしたい。

・タクシーの運転手だけど、似たようなことが一度あった。23歳くらいと思われる若者を、とても大きな集合アパートまで送っていった。速度を緩めた途端、彼はダッシュしていった。後部座席を見ると携帯を忘れていた。

・オレは深夜の3時45分に雨風が強い中、草やぶの中で目を覚ました。かなり酔っ払っていて服は白いシャツが泥だらけで黒い靴にジーンズを履いていた。一日中飲んでいたバーの裏で気絶したんだなと我に返った。190cmで90kgの図体をなんとかゆっくり起こし、タクシーを捜して表通りに出た。何台か止まっているタクシーの列の中から一番近い車に飛び乗り、運転手に家まで連れて帰ってくれと伝えた。だいたいタクシーの運転手はおしゃべりなやつが多いが、このタクシーの運転手はやたらと静かだった。家の近くまできたとき、運転手は沈黙を破って、オレが運転手を殺そうとしているのか尋ねてきた。そこで気付いたのだが、タクシーではなくタクシーに似た知らない人の車に乗っていた。オレはすごく謝ったが彼はよくわからないようだった。家についたとき40ドル支払うと言ったが拒否され、彼は死なずに済んで良かったと答えた。もう一度その人に会ったら酒をおごりたい。

マナーの悪いのは困りものですが、タクシー運転手をしているといろんなドラマがありそうです。

今の時代ならではの、ちょっと面白いバツの与え方でしたね。

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