「忘れられないほど愛した人がいますか?」心にグッとくる手記
まわりの人がどんな恋愛をしているのか、してきたのか、知りたくなることってあると思います。
「あなたのラブストーリーを聞かせて」という海外掲示板のスレッドに、印象的なエピソードが書き込まれていました。
ある男性の、心にグッと来る手記をご紹介します。
「本当は投稿するつもりはなかったんだけど…、いろんな思い出が、良い意味でも悪い意味でも交錯しているので……。
今でも僕は彼女と結婚出来ていたらと思う。結婚すべきだった。僕たちは6歳のときから親友だったんだ。初めてキスしたのも彼女さ。その時から僕は彼女のことばかり考えていた。
彼女にとって、キスした相手は僕で2人目だった。理由は僕が彼女に「友達のデイビッドが君のことを好きだって」と言ったからなんだ。その年頃に抱いてた感情をうまく表現出来ず、馬鹿げた処理をした結果だった。拒否されるのが怖かったんだ。僕にとって彼女は出来すぎた存在だった。
後になって「彼とキスしたのはあなたを嫉妬させるためだった」と彼女は言った。少なくともそれは上手くいったよ。2人が一緒にいるところを見て、フットボールの試合中に彼がボールを持っていないのに押しつぶしたりした。気の毒なことをした。
僕たちは一晩中安っぽい映画を見たりして笑いあった。今はもう、とてもその映画を見ることはできない。田舎道を何時間もかけてサイクリングに出かけたり、夏のビーチで2人してアルバイトをしたり、どちらがホットドッグやアイスクリームをより多く売るか競争したりした。彼女はいつも僕に勝ち、僕も彼女の方の屋台で食べるほうが良かった。
彼女は医師の道を目指していた。僕は映画の学校に行くつもりだった。本当に多くのことで、彼女は僕よりも優秀だったんだ。彼女にとって、いったい僕の何が良かったのかわからない。
思い起こすと子供の頃、彼女は病気で学校を休みがちだったことが何年かあった。彼女は最終的に白血病の診断を下された。
それから彼女は地獄のような闘いを強いられて、僕なら耐えられないような苦痛も受けていた。息を引き取った日、彼女は、もう僕の手を握ることさえ出来なかった。彼女は21歳と20日で、僕の21歳の誕生日の1ヶ月前だった。
彼女は僕が、バースデーケーキのろうそくの火を消すときに、そばにいたいと言ったけれど、叶わなかった。死ぬ前に僕の誕生日に行けないことを彼女は謝ってきた。それを聞いて、僕は子供のように泣きたかったが、彼女の前ではそうしたくなかった。彼女に重荷をかけたくなかったから。他に僕が彼女にしてあげられることは何もなかった。
僕は映画の学校に行き、脚本家になった。僕が触れるどんな物語にも彼女のことを入れてしまう。もし彼女が生きていたら、僕の人生は違ったものになっていたと思う。一人でいると自分のしたいようにするのは簡単だ。他の人の気持ちを全く考えなくていいからね。言葉に出来ないほど大切な友人たちにも出会えていなかったと思う。
だけど僕は今でも彼女を愛しているんだ。彼女のことを毎日のように思う。もう10年以上経つのにだ。僕はまだ立ち直れていない。時々僕がデートする他の女性たちには不公平なことをしていると思う。なぜなら彼女らに求める基準は、不可能なまでに高い位置にあるからだ。僕は単に"いい人"でいて、出来るだけ人を傷つけたくないというだけだ。
時々僕は、自分の全てを投げ出して、たった一日だけでいいので彼女と過ごしたいと思う。彼女は僕が知る一番の人だから。
彼女が恋しい。」
You're in love and you can't stop thinking about them. I will listen.