サンダーバード大好きおじいちゃん、自前のロールスロイスを作り走り回る
好きなことに並々ならぬ情熱を捧げる人がいますが、イギリスに年齢も古さも飛び越えた、微笑ましいおじいちゃんがいるそうです。
なんとサンダーバード(人形劇のテレビ番組)をこよなく愛したことから、ヒロインの諜報員レディ・ペネロープを乗せたロールスロイスを作ったそうです。
ちゃんと人を乗せて動きます。さらにレディ・ペネロープの人形まで乗せていることから、その愛情が伝わってきます。
イギリスに住むブライアン・ヴァンさん(74歳)は、時速16kmのスクーターをアレンジし、1960年代に放映されていた大好きな番組に登場していた車を作成しました。
素材はダンボールやアルミホイルで、注意深くスクーターのまわりをかたどり塗装していきました。最後はロールスロイスのエンブレムを付けて完成です。
2010年にヴァンさんの妻が亡くなって、がんのチャリティレースに参加することになり、このアイデアを思いついたとのことです。
町への移動する際には、このサンダーバードのロールスロイスに乗り込んでいるようです。もちろん後部座席に座るのはレディ・ペネロープ。
昔からサンダーバードのファンだったヴァンさんは、写真を見ながら3〜4ヶ月ほどかけて、出来るだけ忠実に作ったそうです。人形は知人が作ってくれたとのことなので、クオリティは気にしないでおきましょう。
走っているときは、レディ・ペネロープのバトラーであり運転手でもあるパーカーの格好をして乗り込んでいるヴァンさん。その姿が微笑ましく、通り過ぎる彼を見るたびに町の人たちも笑顔になると言います。
ヴァンさんは「みんなが面白いと思ってくれるのが楽しい」と語っています。とても小さなロールスロイスですが、こんな老後の過ごし方もステキですよね。
Great-grandad drives 'Lady Penelope' around in his Rolls Royce mobility scooter