任期中に太ったらブーイング…イギリスには市長の体重を量る町がある
文化や迷信、そして伝統など呼び名は違いますが、昔からその地域で行われているならわしが世界各地にあります。
イギリスのとある町にも風変わりな伝統があり、それはなんと市長の体重を任期の最初と最後に量るというもの。
税金によって、どれだけ肥えたかを市民が知るためだと言い、もし体重が増加していればブーイングを受けるのだそうです。
バッキンガムシャーにあるハイ・ワイコム"High Wycombe"という町では、1678年から毎年ずっと行われてきたことがあります。
それは市長と職員の体重を測定すること。任期のはじめに測定した体重を記録し、終わりに測定したものと比較して増えていたなら、それは市民の税金で肥えたとみなされ、民衆からブーイングを受けるのだそうです。
文字通りの私腹を肥やしてないかのチェックと言った風習ですが、歴史的には、さらにトマトや腐った果物などが投げられた時代もありました。現在は昔の文化を引き継いで続けている程度に過ぎず、具体的な体重の公表もされないそうです。
かつては体重の結果によって市長職を剥奪されたこともありましたが、現在は実際に増えていても市長の座から外されるということはないようです。
古い伝統が各地に残されているイギリスですが、さすがに市長の体重を量るというのはユニークで、海外サイトでは「アメリカの連邦選挙でもそれを利用したらどうだろう」とか、「体重を増やさないために、ジムの会員費用が税金から捻出されてやしないだろうか」といった、興味深い議論が交わされていました。
是非についての意見はいろいろあるかもしれませんが、少なくともここの市長は健康管理に関してはきっちりしそうです。
TIL there is a town in the UK that publicly weighs their Mayor
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