モテない人に救いの手…恋愛のプロがネット上に現れ、みんなの質問に答える
数年前にウィル・スミス主演で、「ヒッチ」という映画がありましたが、ロマンチックコメディで、モテない男性を特訓や指導により、モテるように 仕上げていくというデート・コーチと冴えない男性のお話です。
さて、アメリカには本当に「デート・コーチ」という職業があるのですが、女性(または男性)との付き合い方がわからない、あるいは全くモテないという 人のためにいろいろな指導をしてくれます。
そんなプロのデート・コーチがネットで人付き合いが下手だという人々の質問に答えていました。
Q:どんなアドバイスを一番しますか?
A:女性の言う「素顔のまま」というのをよく説明するね。男友達とのサイテーな冗談や、熱意を持って話すような振舞いを、そのまま女性の前で出せるほどの自信が出来たら10倍は魅力的になるってね。あるいはポケットから手を出して真っ直ぐ立てというやつかな。
Q:仕事で体験したホラーストーリーってある?
A:女性との出会い専門のビジネスパートナーになるかもしれない人とゲイ・バーでミーティングしていたときに、そいつが僕のケツの穴に指を突っ込んできたこと。
Q:女性にアプローチするときに、最初に話しかけるナチュラルで一番の方法は何?
A:実際に文字で打つのと言葉で説明するのは少し違うのだが、何を言うかというよりはボディ・ランゲージ(しぐさ)がキーになる。「そのカバンいいね」とか、「ちょっと質問があるんだけど…」とか、「うわ、僕から離れてくれ」とか、シンプルに「ハイ」だけとかいろいろあるが、最初に話しかけるときにはその場からすぐ立ち去るつもりに見えるように話し、彼女が興味を持ったように見えたら少しずつ肩を近づけていく。ただしちょうどよく出来るようになるには練習がいる。
Q:ナンパでもうまく行きますか?
A:僕はナンパ・コーチではなく、デート・コーチなのでそこには大きな違いがある。ナンパがうまくいくのは、どこに住んでいるかによる。ナンパ・スクールはロスやニューヨーク、オースチンにあるが、デンバーやシアトルにはない。
パーティに行って、そこに男性が100人、女性が10人いれば、女性は女性同士で固まって親しげにしてくれないことに気付くし、男性はかなり攻撃的になる。同じことが大きな都市部について言える。ほかにおもしろいファクターとして、プレッシャーの大きい環境では身体的魅力が引き金になることが多く、プレッシャーの小さい環境では社会的魅力が引き金になることが多い。もし君がブサイクでいい仕事を持っているってならフィラデルフィアやミシガンでうまく行きやすい。
Q:人付き合いが全く下手で、自信も全くない男はどう扱う?
A:僕の最初の客は、車の旅行に連れていったよ。すごいシャイな男で、まず僕と話せるようになるまでに丸2時間かかったね。とにかく最初の最初から初めたよ。真っ直ぐ立って視線を合わせるところからだ。歩き回って時刻を知らない人に聞くとかね。人付き合いのスキルというのは筋肉といっしょで、訓練できるんだ。練習をして表現するんだ。シャイな男ってのはすごい人々が多くて僕は気にいってる。彼らも意味のある人間関係を持つべきだし、いつか家族を持つに値する。ひとりぼっちでいなくてもいいし、そういう人々に役に立ったと考えるのは自分にとっても気分がいい。
Q:ということは、ショッピング街などで時間を聞きまわることは、人付き合いの良い練習になるのかい?そのための正しいやり方ってある?
A:なるね。ただし腕時計をしながら聞くといい。
レベル1):すみません、何時かわかりますか?
レベル2):何時かわかりますか?あと今日のサッカーはどっちが勝ったか知っていますか?(特にその日にサッカーの試合がないときに聞く)
忘れてはいけないのは、視線を合わせる、真っ直ぐに立つ、手はポケットから出す。だ。
Q:そういう仕事に就くのに、どんなトレーニングが必要?
A:特にそういう資格や学校はない、エンジニアや科学者よりはテクニシャンになるという感じである。
Q:21才で髪の毛が抜け始めた容姿にコンプレックスがあって、人前には帽子をかぶってないと出られないけど、こういう客ならどう扱う?
A:パトリック・スチュワートやブルース・ウィリスがセックスシンボルとしてみんなに知られているように、21才でハゲていようと、セクシーになるのは可能だよ。魅力というのは数学問題のようなもので、魅力となる引き金-短所=評点となる。我々はみんな魅力となる引き金を持っていて、同時に短所もある。短所のハゲを気にすると10倍の短所になりうる。女性が見る魅力はジュラシックパークのティラノサウルスと一緒で、やつらはじっと立っていると見えない。同じように弱さを見せなきゃ女性は気付きにくいものなんだ。
Q:大きな国立大学の学生にアドバイスはありますか?
A:君は今パラダイスにいるよ。世の中で一番女性に出会える簡単な場所にいる。まわりより5%ほどまともな格好(良過ぎてはいけない、たった5%のみ)をして、真っ直ぐに立つ。しっかり視線を合わせて(酔いしれた目をして、瞬きはしょっちゅうすること)、出会う女性全員に話しかけろ。全員だ。君がベッドインできる女性が100分の1としても、大学にいるあいだは500〜1000倍の高確率だ。なおかつ大学時代に学んだスキルは一生の役に立つ。
Q:飲み会で女性をものにするヒントをください。ナンパ専用じゃないことはわかっていますが質問することにしました。1年前はひと言も女性に話せなかったけど、少しずつ努力をして会話が出来るまでになってきました。ここからのアドバイスをお願いします。
A:急ぎすぎないこと。キスを少しだけする。だが、性的なことは2人だけのときしかしてはいけない。あと覚えておかないといけないのは、2ステップ進めば、1ステップ戻るということだ。少しじらさないといけない。
Q:なんで女の子たちは悪いサイテーなやつに惹かれていって、俺らみたいに優しく才能があるやつは放置されて腐っていくんだろう?
A:3つの理由がある。悪いやつってのは感情が強いんだ。女がこのジーパンで太く見えるかしらと聞いたときに、なよなよと答えない。あと彼らは自分のスタイルと言うのを確立している。理由はわからないが女性はしっかりカテゴライズできる男を好む。みんな逆に思っていて、女性は多趣味な男を好きだと考えている……違うね。
あと重要なのは女性は悪い男が正しく抱いてくれることを知っている。やさしい男は荒くしたり支配的な性行為を恐れている……、ついでに一般的に女性の性を恐れている。悪い男は実情を把握しているね。
Q:すごいかわいい子にアプローチする不安を克服する方法はありますか? 僕は、ある女の子と友達で、一緒にいるときは彼女はべたべたしてきます。お酒が入るとさらにべたべたしてきます。だけど彼女は割りとべたべたするタイプと評判で、自分は単にからかわれているだけと不安になります。かといって僕が他の子と親しそうにしていたら嫉妬されたこともあり、僕のことを好きなのかなとも考えます。彼女は実際に僕のことが好きなのでしょうか、それともたんにからかわれているだけですか?
A:不安というのは話す相手から何かを求めるのが原因になっている。女の子から何かを求めるという行為は、努力の妨害になっている。心をクリアーにしてみんなと話をするんだ。全員と話をする癖をつける。ちょっとくらい緊張してもよい。緊張と興奮は基本的には同じものだ。2つ目の質問だが、もし僕が君の立場なら、その子の肩を抱いてさっさと裏口に連れていくね。それで彼女が落ちなかったら、にっこり笑ってウィンクでもして、「構わないよ…」と言い、残りの夜は彼女の親友とでもいちゃいちゃして過ごすね。
Q:サクセス・ストーリーで気に入っているものはありますか。
A:自分の気に入りの生徒のひとりが、とても彼を大事にしてくれる美人と結婚したこと。彼は望んでいた通り家族を持つことになったよ。すばらしい男だったけどね。
Q:僕にアドバイスしてもらえるかな。講義でいっしょになる好きな子がいるんだけど、普通に接してはいて関係は知人と友人の間と言う感じだ。前学期は研究所のパートナーになって楽しく一緒に研究した。からかったり、ちょっといちゃついたりしたけど、それもなくなった。今はそばに座るけどあまり話もしない。もっと早く誘えばよかったのかもしれないけど、とにかく今は怖いもの知らずという境地に入っていて、彼女がYesと言おうがNoと言おうが構わないし、期待もせずに誘ってみようと思っている。今まで女性を誘ったことはなくて、彼女と休み時間は一緒になる。ランチに誘うつもりなんだけど、何かいいアドバイスはある?
A:えっと戦略的な問題かな。かなりこの女の子だけを意識していると思うけど、どっちかっていうと一般的に女性をみんな意識してほしい。もしこの女の子のみ性的な関係を持ちたいというのならデートに誘わず、自分がすでにやっている好きなことで部屋に招待するといい。デートはバカな就職面接のようなもので、女性に君を尋問する機会を与えたり、寝ない理由を見つけさせるようなものだ。それに彼女がNoと言ったところで自分の好きなことは出来るだろう。
Q:先週の土曜日、酔っ払って付きまとっていたら、その女の子に自閉症と思われた。何が悪かったのだろう?
A:君はアスペルガーかもしれないので、医者で確認してもらうとよい。
Q:そういう人たちを扱ったことはある?
A:多分あるが、僕は医者ではない。もし医学上、精神上の問題がありそうなら、仕事に入る前に先にそちらに診てもらうね。
Q:デートする女性と出会える一番の場所はどこですか。
A:パーティや友達の紹介。
Q:友達ゾーンをどうやって抜けだしたらいい?
A:半年くらいその子から離れて、その間に10人くらいの女性と寝る。そしてましな服で前よりよくなって戻ってくれば、去ったときより自信が出来ている。野生生活の効果ともいう。
Q:今までの経験から、真実の愛ってのは存在すると思う?
A:Yes。むしろ今のほうがそう思う。デートの成功経験がそれほどないときは、失恋と恐れを取り違える。成功が増えてくると嫉妬や恐れも減るよ。自分も今のほうが恋に簡単に落ちやすいね。
さすがプロならではの方法やアドバイスだと感心してしまいます。
欧米事情なので、そのまま当てはまらない場面もあるでしょうが、大きなヒントが含まれているように思います。
確かに、いわゆる「いい人」というのは、嫌われたくないという自信の無さの表れなのかもしれませんね。
少子化対策には、日本にもこういったデート・コーチのような人を増やすと効果的かもしれません。
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