脅威の25時間…!スピードもスタミナも最強な、So-netモバイルWiMAXのモバイルルーターWM3600Rを試してみた
超高速モバイルインターネットのSo-netモバイルWiMAXから、かわいさも性能も最強のモバイルルーター、
WM3600R
が発売されました。
スペックを見ると、本体サイズはコンパクトながら、省電力機能によりバッテリー持続時間がなんと 最長25時間 という、ちょっと今まで聞いたことがない驚異的な性能。
スマートフォンやゲーム機、パソコンなど、無線LAN対応機器を全部まとめてインターネットに接続できるWM3600Rの実機を、実際にどれ程の性能なのか試してみました。
So-net モバイルWiMAXとは
So-netモバイルWiMAX は、UQ WiMAXの通信網を利用した、下り最大40Mbpsの超高速モバイルインターネット接続サービス。
こちらが今回新たに発売されたWM3600R。ソネットオリジナルカラーのモモピンク、モモグラムを含む全4色のラインナップが用意されていました。
この機器は超簡単に言うと、家や外でインターネットに接続できるようになる装置。Wi-Fi対応のiPadやiPodTouch、PSVita、3DS、パソコン、スマートフォン、ゲーム機などあらゆる機器でインターネットが使えるようになる、モバイルルーターという機器です。
使い方はとても簡単で、本体の裏側に記載された無線LANの設定情報(SSIDと暗号化キー)を、使用したい機器に登録するか、WPS対応機器であればボタン一つで認証するだけ。またWindows7のパソコンにUSB接続すれば、標準LANカードとして、ドライバのインストール無しで使うことができる優れものです。
さて、では性能面でどんな進化を遂げているのか、早速試してみました。
圧倒的な性能、タフで最強のモバイルルーター
まず前機種、WM3500Rと比較してみると、本体サイズは薄さはそのままで前機種より一回り小さくなり、携帯性がアップ。
さらに 連続通信時間は10時間 にアップした上に、通信がない場合には消費電力を抑える省電力モードが加わり、 連続待ち受け時間は最大25時間 と、かなりの性能アップを遂げています。
最大接続台数も12台に増加。手元に無線LAN対応機器が8台あったので全部接続してみたところ、しっかり繋がりました。さすがにこれを全部持って歩くことはないですが、これだけ繋がるなら4人家族で共有するにも充分すぎます。
試しにお気に入りのスターバックスに持ち出してみました。ラテを飲みながら、のんびりネットを巡回してくつろぎのひととき…。インターネット接続はサクサクで、動画も快適に視聴できます。
試しに価格.comで接続速度を測ってみると、下り速度は実測で
10.2Mbps
、上りは
1.7Mbps
も出ていました。これだけ速度が出ていれば、何をするにもまず困りません。
また自宅でも速度を測ってみたところ、下り速度は 19Mbps に!実家のADSLなんて下り速度は2Mbps程度しか出ていなかったというのに…。既に家用の回線としても十分すぎるどころか、越えるほどの実測値を軽々と叩き出してくれました。
そう言えば以前の機種ではUSB接続に比べてWi-Fi接続は速度がやや落ちていましたが、新機種のWM3600RではWi-Fi接続でも19Mbpsをマーク。有線無線に関係なく、最高の性能を出せるようになったようです。
また電源をずっと入れっぱなしにしてどれだけバッテリーが持つか試してみたところ、iPhoneからちょこちょこ接続しつつ、寝てる間もつけっぱなしで、 18時間 もバッテリーが持続。これだけ持つなら、出勤から帰宅までずっと電源を入れたまま使えそうです。
月額3,590円のFlat年間パスポート加入なら本体が無料に
さて 本体の性能は素晴らしく良いのですが、気になるのは価格。調べてみたところ、1年縛りのFlat年間パスポートプランで新規加入すると、WM3600Rの本体代金17,800円が無料になるキャンペーンを現在行っているようです。
このFlat年間パスポートの場合、1〜11ヶ月目に解約した場合9,975円、13ヶ月目以降更新月以外での解約で5,250円の解約手数料がかかる縛りがあるものの、解約手数料のないFlatプランでは12,800円の本体代金が無料のため、トータルで見るとこのプランが一番お得なようです。
また2段階定額のStepプランもありますが、1ヶ月まるまる使わない月が年に何度かある場合を除いて、やはりFlat年間パスポートの方がオススメです。
自宅のインターネットもWiMAXにして通信費を節約
WiMAXは以前から利用していますが、実測ベースで大体2Mbps〜30Mbpsの速度が出る高速回線のため、ADSL回線やBフレッツ回線の置き換えも充分現実的。実際2Mbps以上出れば、一般的な用途ではまず困りません。
また、AndroidやiPhoneなど、毎月データ通信料を払っている機器を持っているなら、それらも無線LANでWiMAXに接続するように使えば、毎月のデータ通信料を抑えることができます。
例えば私はiPhoneとAndroidを持ち、さらに家ではBフレッツを引いていますが、これを全部WiMAXにまとめてしまうと、(超おおざっぱな計算ですが) 毎月1万円近くを削減できることに。 これはかなり大きいですよね。
ちなみに家のパソコンはデスクトップで無線LANに対応してないよ…という場合も大丈夫。WM3600Rのオプションのクレードルを利用すれば、有線のLANでWiMAXに接続が可能。もちろんハブで分岐して何台もの機器を接続する事もできるので、今あるADSLやBフレッツのブロードバンドルーターをWM3600Rに置き換えれば、家のインターネットは簡単にWiMAXに切り替わります。
最新ゲーム機やスマートフォン、パソコン、多くのガジェットなど、インターネットに繋がると楽しい機器が数多く普及してきましたが、それぞれの回線を契約していたら、毎月の出費はかなりのもの。
無駄でしか無い通信費の多重支払いを、既に家庭用インターネット回線にすら匹敵するWiMAXにまとめて節約して、浮いた分でパソコンやガジェットを買う…なんてのが、賢いイマドキのネットライフかもしれませんね。