20年間、1度も一緒に暮らさなかった夫婦が離婚することに
日本では未婚・晩婚化の増大が問題になっていますが、結婚にもいろいろな形があるようです。
オーストラリアで20年結婚していた夫婦が離婚することになったのですが、なんとそれまで1度たりとも一緒に暮らしたことのない結婚であったことがわかりました。
離婚することになり、裁判所が財産を分けるために双方の言い分を聞くことになったのですが、20年も婚姻関係にありながら、豪華な休暇と週末ごとに会うだけの関係だったそうです。
この普通でない上に、金銭的に細かかった結婚が存在したと、裁判所も認めているようです。
夫婦は現在70代で1991年に結婚したものの、一緒に暮らすことはありませんでした。生活費は別々に管理し、週末だけ妻の自宅で過ごしていたとのことです。
裁判で争うことになった理由ですが、夫がヨーロッパをまわるために作り上げたヨットに、妻も貢献すべきだという夫側の主張によるもの。それと言うのも、このヨットの建設費には65万ドル(約5200万円)もかかり、それが原因で夫が破産状態になったからです。
妻の資産は結婚している間に400万ドル(約3億2千万円)に増え、夫のほうの資産は31万5000ドルにまで縮小したようです。
結婚している間の生活費は双方で請求しあっていたと言い、1.6ドルの電球など小さなものまで含まれていました。
さて、裁判の結果ですが、結局妻はヨットに興味も責任もなく、結婚した時の自分のものだけ保持したまま別れるのが適当という裁定が下されました。
途中から別居するケースはよくある話ですが、さすがに最初からずっと暮さないというケースは、新しい結婚の形態ではありますね。
ただし金の切れ目が縁の切れ目という点では、普通の結婚と変わらなかったようです。
'Unusual' relationship sees married couple invoicing each other for lightbulbs and minor bills
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