独り身の寂しいゴリラとウサギの「パンダ」が仲良しに
人間の場合、ペットが心を癒してくれたり、寂しさを埋めてくれることがありますが、動物の社会でも同じことがあるようです。
アメリカのエリー動物園では、パートナーに先立たれたメスのゴリラが辛くならないよう、ウサギをあてがうことにしたそうです。
サマンサという名の47歳になるゴリラは、2005年にオスのゴリラが亡くなってからというもの、ずっと独り身で過ごしてきました。
パートナーが必要と思われましたが、彼女が高齢すぎたことや、ゴリラよりも人間のほうに興味を示すといった問題があり、また、か弱すぎることもあって別のゴリラをあてがうことができなかったのです。
まわりに親しい仲間がいないことで、彼女の孤独さは増していくばかり。それを心配した動物園のスタッフが、パンダと名づけられた元気なオスのウサギをそばに置き、少しずつ慣れさせてみることにしました。
最初はどうなることかと懸念もありましたが、サマンサはたいそうパンダを気に入ったようで、関係は非常にうまくいっているようです。
すっかりペットといった様子ですが、サマンサはかなりの愛着を感じているようで、スタッフたちもホッと一安心しているとのこと。
反響もよく、動物園を訪れる人々にも人気だそうです。
Ageing gorilla gets pet rabbit named Panda