「スウェーデンでは夫婦で480日の出産・育児休暇をとれる」もちろん有給
ちょっと前にスイスやイギリスの有給休暇についての記事を取り上げ、いかにヨーロッパが有給休暇が多く、また日本に比べ取りやすいかを思い知らされましたが、産休もまた豪勢であるようです。
・「スイスの全国民に年6週間の有給休暇を義務付ける法案」
・イギリス「有給休暇中に病気になったら、会社負担で延長を義務化」
なんとスウェーデンでは、両親合わせて480日も取得できるとのことです。もちろん有給です。
単に数字だけ見ると大変うらやましく、日本の感覚からすれば「本当かな?」と疑問を持つほどの長さです。
さすがの他の国の人々も同じように感じたようで、海外掲示板では、真偽や裏がないか質問したり、仕組みを聞いたりするコメントで盛り上がっていました。
・自分が雇い主だったら、社員がいきなり480日も休みをとったらムカつくと思う。
・自分が社員で、2人分を480日も働かなくちゃいけないとしたらムカつくと思う。
・80%の産休や育児休暇は国から補助されるので、雇用主は単に別の誰かを雇うだけなんだ。
・スウェーデンと他のスカンジナビアの国は、一般的に出産後は両親が一緒に子供と時間を過ごせるようにと、父親と母親は同じくらい休暇をとるんだ。
・アイスランドでもそうだよ。父親に3ヶ月、母親に3ヶ月で残りの3ヶ月はどんな風に分けてもよい。
・1時雇用の機会も生むんだ。研修が必要な若者とかね。
・離婚率は世界第3位だけどね。(参照)
・だが、スウェーデンは結婚しない家庭も多い。知人の3分の1は婚姻していないファミリーだ。離婚率が高いからシングルペアレントが多いという理由にはならない。もしかしたら結婚数より、家族がそろっている例は多いかもしれない。
・単にスウェーデンでは、関係が上手くいかなかったら、ほとんどは一緒にいない選択をするだけさ。
・ちょっと明確にしておくけど、この480日は両親合わせてだよ。両親で分けるんだけど、480日のうち最低60日は父親のためにリザーブされている。政府 が80%の給料を払うので、会社側も2倍払うことなく暫定的に雇える。
・男としてスウェーデンに住んでる気持ちを表すと、「オゥ、イエス!スウェーデン!」
・自分の理解では、この休暇は最初の数年のどの時期にとっても良かったはず。税金は高いけど社会福祉はその分充実している、保育所なども含めて。
・子供が8歳になるまでだよ。たいていの母親は出産後の2ヶ月くらい、父親が1ヶ月ほど取る。多くの両親は子供が保育所に入れるようになるまでは、どちらかひとりが家にいて面倒を見るという方法を選んでいる。当然ながら保育費用も税金でカバーされているよ。
・勤め先にもよるけど、会社によっては育児休暇の間は追加賃金をくれるところもあるんだ。
・父親は60日とらないと失ってしまう。それから国民への健康保険、ついでに雪にうずもれる車の中に2ヶ月滞在しても生き延びられる。自分と彼女はスウェーデンに住むオーストラリア人だが、それが理由でここに滞在しようか帰ろうかを悩んでいるところ。
・今日僕は、アメリカの外は素晴らしいことを知った…。
・バラは赤く、スミレは青く、社会主義スウェーデンは人を気にかけてくれる。
・スウェーデンは、もう長いこと社会主義じゃないぞ。
・単にアメリカと比べてるだけだよ。
・スウェーデンが生活すべきところに思える。「こんなひどいことがスウェーデンであった」とかあまり聞かない。いつも「ほら、こんなステキなことがスウェーデンである」だ。
・隣の芝は青いからだよ。スウェーデンと他のヨーロッパだっていろいろ問題は抱えてるさ。
・ただし吹雪の日には、誰にも言わずに運転しないほうがいい。
(参照:食料なしで雪中2カ月、男性救出 冬眠状態か)
・かなり税金が高いけど(一般消費税25%、食品12%)、政府が実際に質の良い社会福祉を供給するなら、その価値はあるな。
・ちょっとスウェーデンに行ってくる!みんなを妊娠させるぞ。
・カナダだって365日あるよ。
・アメリカ人が高い税金を軍や不当な戦争につぎ込むために払ってるとすれば、スウェーデン人は高い税金を国民や良い社会のために使ってる。そっちのアイデアのほうがいいじゃないか。
・アメリカ人は高い税金なんて払っちゃいないよ。(参照)
・大学費用を払ったり健康保険がないことを思うと高く感じるね。
一面だけを見て飛びつくのは危険ですが、こうしていろいろな国の事情を市民レベルで比較できるようになり、良いところを吸収しやすくなってきているのではないでしょうか。
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