1生に1度でいいから見てみたいファンタスティックな15の雲
ジッと空を眺めていると、何の変哲もない雲でも刻一刻と変化していることがわかり、飽きないものですよね。
生涯に1度でも見れたらラッキーと思えるような、変わった15の雲をご紹介します。
1. レンズ雲 (Lenticular Clouds)
名前の通り、レンズの形をした特徴的な雲。
山頂付近を湿った空気が昇る際に断熱冷却されたときにできます。
2. アスペラトゥス波状雲 (Undulatus asperatus)
聞きなれない名称と思うかもしれませんが、それもそのはず、2009年に英・雲評価学会によって命名されたばかりの気象現象だそうです。
参照:新種 アスペラトゥス波状雲(Undulatus asperatus) の荘厳で異常な世界 15選
3. 夜光雲 (Noctilucent cloud)
通常の雲が地上〜10km付近にできるのに対し、夜光雲は地上約75〜85kmの中間圏界面付近にでき、高緯度地域で多く発生します。
4. 穴あき雲 (Fallstreak hole)
円形の隙間が開いた雲のことで、層状に薄く広がった巻積雲や高積雲でみられます。
参照:「天空にぽっかり大穴が…」何かが光臨してきそうな雲の写真12枚
5. 乳房雲 (Mammatus cloud)
雲底からこぶ状の雲がいくつも垂れ下がり、乳房のようになっている雲。
6. 波状雲 (wave cloud)
空の広範囲に広がる雲のうち、波のような模様があるもの。
7. 彩雲 (Cloud iridescence)
太陽の近くを通りかかった雲が、緑や赤に彩られる現象。
8. ロール雲 (Roll clouds)
層積雲がいくつもの巻物または丸い棒のように平行して並んでいる雲。
9. 棚雲 (Shelf clouds)
アーチ雲とも言い、お椀をひっくり返したものや、アーチの様な形をしたものなどがあります。
10. 熱積雲 (Pyrocumulus cloud)
密集した積雲と、火山活動などが連動することで発生します。
11. 山岳波 (Lee wave)
ペンシルバニア州の景色。山岳波とは、重力を復元とする波(重力波)の一種で、気流が山を越えた際に励起されます。
12. 放射形雲 (Actinoform clouds)
海洋の低い位置に発生する、放射状の構造を持つ雲。
13. 真珠母雲 (Polar stratospheric cloud)
真珠母雲(しんじゅぼぐも)は、高緯度の冬によく見られ、真珠母貝であるアコヤガイの内側に似た虹色をしていることから命名。
14. 頭巾雲 (Pileus)
雲頂の上部に水平に薄く広がる雲。帽子のようであることから命名。
15. モーニング・グローリー (Morning Glory Clouds)
巨大なロール状の雲の帯。オーストラリア北部のものが有名で、長さは最大1000kmに達するとのことです。
以上、珍しくも美しい15の雲でした。
特徴のある雲を見ると、何か得した気持ちになりますよね。