「車の中で犬がぐったりしてる!」警察が助け出すと→「これ犬じゃないよ!」…イギリス
動物愛護の精神あふれるイギリスでは、警察や消防が動物救助に動く頻度も高いようです。
メルセデス・ベンツに取り残されていた犬を、警察が窓ガラスを壊して助け出したのですが、実は犬でないどころか生き物ですらなかったというニュースがありました。
事件が起きたのはイギリス中部のノッティンガムシャー州マンスフィールド。
ことの発端は、通行人が無人のメルセデス・ベンツ・クーペに取り残された、キング・チャールズ・スパニエルを見つけるところから始まります。
車内の熱気で犬がぐったりと横たわっているように見えたことから、あわてて警察に通報しました。
すぐに2名の警察官が駆けつけ、車中の反応を確かめました。しかしながら犬はまったく起きる気配がありません。
そこでの窓ガラスを割り、犬の救出を試みました。
救出は見事成功……となるはずだったのですが、その犬は、単なる4.50ポンド(約600円)のぬいぐるみだったのです。
車の所有者であるゴードン・ウィリアムさん(80歳)が自分の車に戻ると、割られた窓ガラスが散らばっており、「後部座席の動物救助のためウィンドウを壊しました」という警察のメモが貼り付けてあったそうです。
最終的に警察側が修理代を弁償してくれるそうですが、ゴードンさんは安全のため、今後はぬいぐるみをキッチンに移動すると語っています。
参考までに、こちらが本物のキング・チャールズ・スパニエル。
被害は窓ガラスだけで済んだと思えば、めでたしな話かもしれませんが、なにしろ最近の製品が本物そっくりなのが問題という気はしますね。
Police officers smashed car window to rescue toy dog