まるで絵具!色の異なる2つの川が交わる奇跡的な光景…スイス
大きな河川を上流にさかのぼって行くと、いくつかの支流に分かれますが、水質の違う川が合流するとき、面白い情景を生み出すことがあるようです。
スイス・ジュネーブのジョンクシオン(Jonction)地方には、色のまったく異なるローヌ川とアルヴ川が合流するポイントがあり、まるで絵具を水で溶いたような独特の色合いを見ることができます。
海外サイトで話題となっていた写真をご覧ください。
左は目の覚めるような青、右は石灰などが溶け込んだグレー。
これが本当に川の光景なのかと疑うほど、きっちり色分けされています。
(Google MAP)
大きな地図で見る
Google MAPで見ると、分岐点ではきれいに並んで流れ、やがて絵具を溶いたように混じり合って行くのがわかります。
なぜ隣接した場所でありながら、ここまで色が違うのかと疑問に感じるところですが、北側のローヌ川はすぐ上流にレマン湖があり、南側のアルヴ川はアルプス山脈のモンブラン山塊を水源とし、湖と山、水質が大きく異なっているとのことです。
合流ポイントのこの地点から見た、360度のパノラマ写真を公開しているサイトもありました。
The Junction of Rhone and Arve Rivers(360度パノラマ)
The Junction of Rhone and Arve Rivers in Geneva, Switzerland
このポイントでアルヴ川はローヌ川に合流、そしてローヌ川はフランス南部を流れて地中海に注ぐ唯一の川で、フランス4大河川の一つとのことです。
ローヌ川 - Wikipedia
アルヴ川 - Wikipedia