こんなに割高だったの!? 原価に比べて値段が大きく上乗せされている10の例
モノの価格は、需要と供給のバランスから決まったり、独占によって釣りあげられたりなど、さまざまな都合によって変動します。
中には原価と比べて、利益が大きく上乗せされたものもあるようです。
もちろん、開発費や人件費などの諸経費や、サービスの利便性や快適さもあることなので、それ自体をどうこう言うべきではありませんが、このご時世、節約しやすいポイントとして知っておいて損はないかと思います。
海外サイトにまとめられていた、割高の代表例をご紹介します。
10. カット野菜や果物:40%上乗せ
もちろん切ってあることで消費者の手間を省いていることは否めません。しかしながら、それだけでひどいときには40%も値段が高くなっていることに気づくといいでしょう。ちょっとの手間をはぶくと高く上乗せされるという例です。
9. ホテルの映画配信料:200%上乗せ
備え付けのミニバーなど、ホテルの部屋のものは高値が基本です。映画の配信はホテルにとって、部屋で何もすることがない客に提供する200%増しのエンターテインメントです。地域の映画館を探すのが面倒、かつ、のんびり安全な部屋で映画を見たい人のための価格設定のようです。
パソコンとDVDを持ってくるだけで安上がりですが、持ってこない場合には、DVDプレイヤーを備え付けている部屋もあります。頼めば貸してくれるというホテルもあるようです。
8. グリーティングカード:200%上乗せ
子供にクレヨンで描かせたような手作りのカードなら、安上がりな上に渡した相手にも残してもらえそうですが、やはり手間を省くという意味で、200%上乗せされた出来合いのカードを買う人が多いようです。バースデーカードなど、節約したいなら印刷する手もあります。
7. レストランで飲むワイン:300%上乗せ
日本ではもともとワインは高めですが、海外でも5ドルほどのワインでも、レストランで頼むといきなり25ドルくらい請求されます。グラスでオーダーするとさらに高い値上げ率なのは、無駄が出る可能性があるためです。サンフランシスコの食品雑誌では、卸値の2.5倍くらいで売るのは、保存や利益を考えるとだいたい適正であると説明されています。
6. 外で飲むコーヒー:300%上乗せ
スターバックスのおかげか、結構値段の張るコーヒーが流行りました。かなりマージンが高くても、つぶれずにビジネスを続けるというのは大変そうではあります。
5. ホテルルームのミニバー:400%上乗せ
ニューヨークにあるオムニバークシャープレイスでは、クマのグミが1300%上乗せで一番高いそうです。だいたい300〜400%の上乗せが一般的なようです。
4. ブランド薬:200〜3000%上乗せ
特にアメリカでは顕著な薬の値段ですが、ノーブランドに比べると、名の知れた会社の薬は、だいたい200〜3000%も上乗せされています。ブランドものの値上げがさらに進んでいるらしく、2009年4月から2010年の3月までの1年で、3種類のノーブランド薬を服していた人は51ドル値下がり、ブランドものを3種類服していた人は、706ドルも値上がりしました。ちなみに原材料より60万%も値上げされている薬もあるとのことです。
3. 映画館のポップコーン:1275%上乗せ
初めて映画が上映されたとき、チケットの売り上げは映画館ではなく、映画スタジオに入ったそうです。映画館のオーナーは利益を出すための必然から、ポップコーンなどのスナックを売り始めました。平均的な映画館は40%の利益を館内の売り場から出しますが、映画のチケットを高くすると客が来ないため、チケットは安くして客入りを良くし、ドリンクやポップコーンなどを買ってもらう仕組みとなっています。
2. ペットボトルの水:4000%上乗せ
飲料水のついてのドキュメンタリーを飲料水ビジネスが制作していましたが、水道水に比べていかに高いかは、すでに多くの見積もりが出ています。TwilightEarthという会社は4000%も上乗せしており、その理由のひとつが1本のペットボトルを作るのに5本分の水を売らないといけないからというものでした。さらに40%の飲料水は自治体の水道水だと言い、ペットボトルに自分で詰めるとずいぶん節約が出来ます。(ただしプラスチックの清潔さは自分で管理しないといけません)
1. SMS(ショートメッセージサービス):6000%上乗せ
もちろん料金形態や国にもよりますが、シカゴでは160字のテキストメッセージがだいたい20セントするそうで、実際に届けるプロセスに10分の3セントほど必要。すでにそれだけで6000%の利益ということになります。SMSは160字程度を限度にしているので、600回送信しても1分の電話よりデータは少ないそうです。SMSの料金をベースにすれば、短時間の携帯の会話は120ドル(約1万円)くらいになる計算だそうです。
以上10点。
利益率が低いものや高いものがあっても、それで成り立っているところがおもしろいところです。
日本の実情とは違うものもあると思いますが、利益率の高いものほど、工夫次第で安く済ませる余地もあるということですよね。
Do not buy: 10 items with ludicrous markups
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