「現状をよく表している!」仕事を探しにやってきた移民の写真が話題に
国外から押し寄せる移民については、先進国ならどの国でも抱えている大きな問題です。
多くの移民は仕事を求めてやってきますが、ところが最近、ちょっと事情が変わってきているとのこと。
「現状をよく表している!」と話題になっていた、プラカードを持つ移民の写真をご覧ください。
私は移民です。あなたたちから仕事をもらいにやってきました。
でも、あなたたちも仕事がなかった。
昨今の失業率の増加によって、こんなことになっていると、決して笑えないプラカードではあります。
この世知辛い現状を表した画像に、海外掲示板も盛り上がっていました。
コメントを抜粋してご紹介します。
●君ら、そんなプラカードを掲げたら、さらに歓迎されにくくなるじゃないか。
●失職したばかりの自分としては、かなり複雑な気分だよ。失業はまったく冗談にならない。特にこの経済状況では、新しい職を見つけるためのストレスがすごいよ。カナダでは移民や臨時労働者の賃金は一般市民より少なく、こういったサインは皮肉というより、感情的にさせるだけだ。
●移民の子で、しかも失業している僕にもこれは面白いというより、不快だ。失業は本当に笑えない。最悪な経済も笑えない。
●僕の父は心臓発作で病院に運ばれ、その結果として職を失った。自分はその半年後に無職になり、ほとんどの貯金は父の医療費に消えた。すっかりお金がなくなって大学も辞めることになった。2人とも仕事もお金もなくなり、ミシシッピーの田舎に住む祖父母の家に身を寄せることになった。そこでも無職で、もう2年は大学に戻れていない。父は昔、年収6万ドル(約500万円)の仕事をしていたが、今は最低賃金よりややマシ程度の職に就き、この経済状況で、僕たちを元の生活に戻すためには何年もかかるほどの破滅に追い込まれている。
それを述べた上でも、このプラカードは面白いと思ったよ。ジョークとして笑い飛ばせるくらいでないとダメだと思う。だいたいユーモアというのは全てが無礼で限度がないか、もしくはユーモアがまったくないかだ。ユーモアってのはそんなもんだ。
●失業している自分にも面白かったよ。どちらにしてもほとんどのアメリカの移民は賃金が安いし、それを素直に受け取りたくない者がいるだけだ。
●移民たちに仕事をとられたと文句言うやつがいるが、それは自分たちがやらなかった仕事がほとんどだ。ファストフード店の掃除夫だったり、やりたくない仕事を素直に移民たちがやってくれているだけだ。それにほとんどの大企業が外部委託をはじめている。アメリカ人の高い医療費や福祉を払うのを避けるため、インドや中国に仕事を外注し始めてる。
●うわ、私も失業中だわ。
●きっとその裏には、「オレらは中国に行こう」って書いてあるんだよ。
●奪われる仕事すらないってのか。
●これ、ギリシャもそのままだよ。
実際に仕事がなく大変な人が多いようですが、日本も似たようなことになってきているので、素直に笑えないところがありますね。
経済が不安定なときは、ジョークも難しいようです。
I came to take your jobs but...