地球の裏側がどこかすぐにわかる地図…意外な事実も
地球は丸い……ということは、裏側が存在すると言うことでもあります。
現在地から、地面を一直線に下へ下へと掘り進んだら、いったいどこに到達するのかと考えたことはありませんか?
地球儀を持って、その裏を見る手もありますが、正確な座標まではつかめません。
Googleマップで位置を選択すると、下の画面に真裏の位置を教えてくれるサービスが登場したと、海外サイトで話題になっていたものをご紹介します。
[Antipodes Map - Antipodal location for any map point]
こちらが、地球の真裏がわかるサイト。
日本の真後ろは、たしか南米あたり……。なるほど、正確な位置はちょっと東に外れた海の底のようです。
いろいろな地域を試してみるうちに、何か気付いたことはないでしょうか?そう、出て来る先の大半が海なんです。
地球上で180度反転した位置にある場所を、対蹠地(たいせきち)と言いますが、Wikipedia(英語)の説明によると、なんと陸地と対になっている陸地は全体のわずか4%足らずだそうです。
つまり96%以上の陸地は、裏側は海ということです。
陸地と海の表面積の比率が3:7ということからすると、本当かな?と思うかもしれません。
そこで、イメージしやすいように、表と裏を重ねた地図も用意されていました。
それがこちら。
確かに重複している陸地が、ごくわずかであるのが見てとれます。
考えてみれば、地球の北半球は陸地が多く、南半球は海ばかりと偏っています。
仮に全ての陸地が北半球に集中して、南半球が海だけだったとしたら、陸地の裏側はすべて海になるという理屈ですね。
ちなみに日本でも沖縄県などの裏側は、陸地(ブラジル)に当たるそうなので、どうしても掘り進めたいと言うチャレンジャーな人がいたら、そのあたりがお勧めです。