ドイツの湖で魚が大量死…原因は尿のせい?
何が原因かわからぬまま、生物が大量死することがあります。
ドイツの湖では500匹ほどの魚が謎の大量死を遂げたのですが、その原因は泳ぎに来る客の尿のせいであると批判されています。
ドイツ北西部の港湾都市ハンブルグにあるアイヒバウム湖“Eichbaum”は、毎年夏になると、多くの水浴びに来た客でにぎわいます。
問題は、人々が水中で小用を足してしまうことで、尿中のリン酸塩がブルーグリーンの藻を繁殖させ、湖内の生態系を破壊してしまうそうです。それは魚たちに毒を盛っているのと変わりない結果をもたらしていると、ハンブルグ釣り協会の担当者は主張しています。
すでに地域では51万6000ユーロ(約5300万円)をかけて、148トンの抗リン酸塩剤を投入しましたが、効果は芳しくありませんでした。
湖に来る客は、釣り人と水浴びに来る人の2タイプに別れており、現在のところ水浴びは禁止されています。
市当局によると、魚の死自体は自然にもよく発生するため、はっきりとした原因は不明とのことですが、いずれにせよ湖を再生させようと努力しているとのことです。
原因がなんであるにせよ、湖で垂れ流しは……どうかと思われます。
Fishermen say swimmers' urine to blame for 500 fish deaths