誰の目にも見えない作品ばかりを展示したアートギャラリーが登場…ロンドン
芸術の世界は奥深いですが、なんと誰の目にも見えないアートのギャラリーが登場しました。
場所はロンドンのヘイワード・ギャラリーで、「目に見えない作品」の数々が展示されることになったようです。
作品はアンディ・ワーホールやイブ・クライン、そしてオノ・ヨーコなど、名の知られた芸術家のものをはじめ、1957〜2012年の50点ほどが展示される予定です。
大きなギャラリーでこういった試みが行われるのは初めてと言い、入場料8ポンド(約1000円)のこの展示会に、どれくらいの人が興味を持つのか気になるところです。
通常なら作品が置かれるはずの台座が空だったり(に見えたり)、見えないインクで描かれたキャンバスであったり、見えない迷宮など数多くの作品が並んでいるとのこと。
見所(見えない所?)は他にもあり、50年代にクライン氏がパイオニアとなった「空気の建築物」“architecture of air”や、ワーホール氏の1985年の作品「見えない彫刻」、トム・フリードマン氏が5年間見つめ続けたという白紙の「1000時間の凝視」なども目玉となっています。
トム・フリードマン氏は、さらに別の作品で、魔女にのろいをかけられた空間として、空間そのものを展示しています。
ヘイワード・ギャラリーのディレクターは、この「見えない作品の展示」から多くのことを見ることが出来ると言い、哲学的に楽むことができると述べています。
さて、1000時間見つめるだけで作り上げた作品などから、いったい何が見えてくるのでしょうか。
Invisible art to go on show in London gallery