エリザベス女王が即位60周年…では歴史上、在位期間が最長の国家元首はだれ?
2012年の今年、めでたく即位60周年を迎えたイギリスのエリザベス女王。6月上旬には盛大な記念式典が開催されるそうです。
25歳で女王に即位した女王も今や86歳。かなりの長生きでなくては達成できない年月です。
60年以上といえば、身近なところでは昭和天皇の62年間がありますが、それでは世界史上もっとも在位期間の長い国家元首は誰であるか、ご存知でしょうか。
答えはフランスのルイ14世。在位期間はなんと72年(1643年5月14日〜1715年9月1日)。
いったいどれだけ長生きしたのかと思うところですが、即位したのが5歳の時と幼く、77歳で亡くなりました。
ブルボン王朝全盛期の国王で、太陽王の異名や、「朕は国家なり」の言葉、ヴェルサイユ宮殿を建設したことなどが、よく知られているところです。
※多少不確かな記録としては、さらに上を行く人物がいます。
ムソマ・カニヨ(西タンザニア・ンゼガ地方の族長):98年以上在位したとされる(1864年 ~ 1963年2月)。
ちなみに英王室での最長は、ヴィクトリア女王の在位は63年7か月。エリザベス女王は史上2番目であるとのことで、このまま行くと3年半後には更新することになります。
現役で最長なのはタイ国王のラーマ9世。今年で在位66年になり、18歳で即位し、現在84歳とのことです。
エリザベス女王もラーマ9世も健在ですので、まだまだ記録が伸びていくのを期待したいところですね。