「この写真、犯人のだ!」盗まれたiPhoneが写真をアップロード…泥棒が特定される
iPhoneのフォトストリームという機能を使うと、撮った写真は自動的にアップロード&共有され、他のデバイスから見ることができます。
ケイティ・マキャフリーさんは4月にiPhoneを盗まれたのですが、その後、彼女の元には見知らぬ写真が届くようになりました。
それはなんと、犯人が盗んだiPhoneで今まさに撮影しているものだったのです。
ケイティさんが「盗まれたiPhoneの冒険」とフェイスブックに公開した写真をご覧ください。
ケイティさんは4月、フロリダの「ディズニー・ワンダー号」というクルーズ船に乗船したところ、バッグごとiPhoneを盗まれてしまったそうです。
ところがケイティさんのフォトストリームには、犯人が撮影したと思わしき写真が多数アップロードされてきたのです。
そこで彼女が自身のフェイスブックに、“Stolen iPhone Adventures”「盗まれたiPhoneの冒険」というアルバム名で公開しました。(5/31現在で22000件のシェア)
以下、写真の一部をご紹介します。
「この男はネルソン。ネルソンは私から盗んだiPhoneを持っているわ」
「こちらはネルソンの彼女」
「ネルソンは盗んだiPhoneで、メキシコの建物を撮るのが好きみたい」
「サンルーカス岬(メキシコのバハ・カリフォルニア半島南端)を撮るのも好きみたいね」
「…そして彼のスーパークールな友達」
「ネルソンの友人とディズニーワンダー号に乗船しているクルーたち」
「ネルソンはパーティも大好き!これは誰かしら?ディズニーワンダー号の副船長!楽しいひと時のようね」
「オーノー。ネルソンの彼女は、彼と一緒にいてもハッピーじゃないみたいね。その気持ちわかるわよ」
「きっと彼女は、彼がディズニーワンダー号の2人のあばずれ海賊とポーズを撮ってるのを見たからだわ」
……と言った感じで写真は続きます。それにしても盗まれた怒りからか、かなり皮肉のこめられたコメントが添えられています。
画像からもわかるとおり、犯人はディズニー・ワンダー号のクルーで、ユニフォームには名前入りのタグもばっちり写っていました。
ディズニー・クルーズライン社に写真一式を提出した結果、彼女のiPhoneはただちに取り戻され、犯人は解雇されたとのことです。
よもや乗船したクルーズ船の従業員に盗まれていたとは思わなかったのか、彼女は皮肉をこめてこんな写真も上げています。
「Thanks Disney」
会社側からの補償があるかはわかりませんが、彼女の希望では「ディズニーランドのフリーパスポートが欲しい」とのこと。
盗んだ相手の写真が共有されたり、フェイスブックで全世界に公開されたりなど、今時のテクノロジーが反映された事件ではありますが、それにしてもこんな特定のされ方もあるのだと驚かされますね。
A Thief’s Life Through the iPhone He Stole
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