どう見ても自殺の遺書…想像力を育てる学校の作文を見て母親が仰天
イギリスの学校では読み書き教育にかなり力を入れているのですが、その一環として、作文指導は想像力を膨らませるような題材がピックアップされます。
ある学校で、14歳の生徒たちに「自分が不治の病にかかり、あと数時間しか生きられないことを想定して作文を書くように」と課題が出されました。
それを子供から渡された母親が、どう見ても遺書だったことから仰天してしまったそうです。
ウェスリー・ウォーカー君が書いた内容は以下のものでした。
お母さんへ
さよならを言うためにこの手紙を書いています。そして僕を生んでくれてありがとう。そして泣かないでください。悲しんで欲しくないのです。楽しかったことや幸せだったときのことを思い出してください。
僕のお葬式には、みんなに僕のことを覚えていて欲しいので、カラフルな服を着せてください。僕のことで苦悩を与えるかもしれないけれど、僕はおばあちゃんやおじいいちゃんと一緒にいます。
(中略)
気をしっかり持ってください。
愛を込めて ウェスリー
この手紙だけを見たら、まるでこれから自殺をする遺書のように見えます。
ウェスリー君は、あくまで課題に沿った作文を書いたつもりでしたが、それを何も考えずに母親に渡してしまったそうです。
この手紙を渡された母親のヴィッキーさんは、息子が首でもつるのかと気分が悪くなり、学校に抗議をしたとのことです。
学校側は表現力を高めるための練習だったとしていますが、ウェスリー君が先生に見せた後、家に持って帰るように指示したことも誤解を招いてしまった原因のようです。
想像力を育てるのは大切ですが、フィクションであることを明記しないと、あらぬ誤解を招いてしまうようです。
School sorry for encouraging pupil to write 'suicide note'