節電能力も高いけど、機能はもっと凄すぎる…!部屋の照明をエコナビに変えてみたら…
電気料金の値上げも控え、省電力化は今、どこの家庭においても深刻なテーマです。
しかしただ電気料金を抑えるためだけに省エネ機器を買っても、まるで割高になる電気代を先払いしているようで、どこか釈然としないんですよね。
ところが、パナソニックの ECONAVI搭載LEDシーリングライト …つまりLED照明を試してみたところ、省エネなのはもちろん、部屋を何通りもの雰囲気に変えられる、照明機器として超進化を遂げた製品に変貌していました。
これはまさに照明の革命ですよ…!
今回試してみたのは、パナソニックのECONAVI(エコナビ)搭載LEDシーリングライト HH-LC710A。つまり部屋の照明です。
LEDシーリングライト | エバーレッズ(EVERLEDS)| Panasonic
LEDシーリングライト HH-LC710A 商品概要
この機種は光源として、省電力かつ長寿命なLEDを使っているのが大きな特徴。セード(カバー)を外してみると、よく見る蛍光灯はそこにはなく、小さなLEDが細かく並んでいます。
こんな小さなLEDでホントに明るいの…?と疑問を感じながらも取り付け。
取り付けはとても簡単で、まず土台となるコネクターを差し込んでひねり、 本体を「カチッ」とロックするまで押し込んで…
コネクタを接続してセードを取り付けたら設置完了。とても簡単です。
点灯してみると…おお、あんな小さなLEDなのに、こんなに明るいの…?
LEDは光が広がりにくい印象でしたが全くそんなことはなく、部屋中がまんべんなく明るい印象で、蛍光灯よりむしろ鮮やかで明るい気がします。
※蛍光灯の照明は、34+27ワットのスリムタイプ、インバーター方式。
そこで実際に照度と消費電力を、照度計と電流計で比較してみました。
※消費電力は、電流計にて100V×アンペア数にて算出しています。
照明の直下で比べたところ、消費電力と明るさはこのような結果に。
※自宅で使用していた蛍光灯照明との比較結果です。機種や設置状況などにより結果は異なる場合があります。
消費電力あたりの明るさを計算すると、エコナビ搭載のLEDシーリングは同じ消費電力なら 蛍光灯の約1.53倍の明るさ 、同じ明るさなら 蛍光灯の約65%の電力しか消費しない ということになります。
ちなみにこれはあくまで最大の明るさでの比較。後述するエコナビモードや調光機能を使うと、エコナビの消費電力はさらに下げられるんです…!
つけっぱなしなのに省電力、エコナビモードが凄いぞ…!
ではまず最も大きな売りである、省電力なエコナビモードを試してみましょう。これは周囲の明るさに応じて、自動的に明るさが変わるというもの。
試しに雨戸を閉めて真っ暗にしてエコナビモードにしてみると、ごくごく普通に点灯。この時の消費電力は60W。
そこで雨戸を少しあけ、部屋の中に少し明かりを入れてみると…自動的に光量が下がり、消費電力は80%も低い、11W にまで低下。
そして雨戸を全開にして光を入れてみると、照明は完全に消灯。消費電力も1W未満と、手持ちの電流計では計測できない値にまで下がりました。
これはつまり、日当たりが悪く薄暗い部屋や夕暮れ時、天気の悪い日に、 足りない明るさだけを補い、最小限の消費電力に抑えてくれる ということ。普通の照明なら周りの明るさに関係なく夜と同じ電力を消費するだけに、この違いは大きそう…。
例えばオフィスやリビングなど、常に明るさが必要な場所であれば、常に最低限の電力で最適な照度を保ってくれるという訳です。しかも自動で!なんだこれ便利すぎる…!
部屋のムードを何通りにも変えられる、LEDならではの調光機能が凄い!
ちなみに私はエコナビというブランド名から、先入観で 「消費電力が低いだけなんでしょ?」 と勝手に思い込んでいたのですが、実際に試してみると、蛍光灯や電球では実現できなかった、侮れない調光機能を搭載していました。
この機種ではワンボタンで切り替えられる
普段のあかり
、
くつろぎのあかり
、
シアターのあかり
、
勉強のあかり
の4通りのシーンと
常夜灯
を搭載。さらに明るさの調整、そして
電球や蛍光灯ではまず真似できない
、「白い色〜明るい色」(昼光色〜電球色)の無段階調整機能も搭載!とんでもなく多彩な発光パターンを持っています。
そこで、実際に4つのシーンの光り方と、照度、消費電力をまとめてみました。
まずはこの、
明るさ
や
色合い
がそれぞれ自由に変更できる
普段のあかり
。作業をする時に最適な昼光色と、くつろぐ時間や和室の雰囲気に適した電球色の色合いを自由に調整できることで、同じ部屋なのに雰囲気が随分と変わります。
そして
くつろぎのあかり
。まさかの間接照明ですよ…。天井を見上げるとまるで皆既日食のようで、いつもの部屋がいきなり異世界に!
目に直接光が入らない間接照明はリラックスしたいときに最適で、高級ホテルなどでは積極的に使われていますが、家庭ではなかなか導入しにくいんですよね。それがこんなにあっさりと実現してしまうなんて…。
明るさも自由に調節できる上、最大時には照明の真下を照らすスポット照明も点灯。また消費電力は15Wから2W、1時間の電気代に換算するとわずか0.3円から0.04円という超低消費電力! (※1kwh22円換算)
ベッドルームやリビングがムーディーで最高にいい雰囲気になるこのシーンは、異性と過ごすひとときや、ホームパーティなどで大活躍しそうです。
また間接照明をテレビの方向にだけ点灯させる
シアターのあかり
も搭載。
シアターのあかり は、間接光がテレビの後ろの壁面だけを照らすことで、画面と壁の明るさの差を小さくし、目の疲れを軽減してくれます。
このシーンに切り替えると、普通の部屋がいきなりシアタールームのような雰囲気に変わる上に、明るさ自動調整機能付きのテレビなら消費電力も下がることに。 便利な機能と省エネが見事に両立 してるじゃないですか…!
また照明の直下で最大の光量を得られる
勉強のあかり
や、就寝時に便利な
常夜灯
も搭載。
これだけ多彩なシーンを搭載しながら、全てのシーンにおいて消費電力は低く、機能性と低消費電力を両立したのは見事としか言いようがありません。
また防犯に便利な機能として、指定したスケジュールで自動的に点灯する「るすばんタイマー」や、リモコン自体が懐中電灯代わりになる「手元灯」も搭載。いやいや、もうこれ以上欲しい機能が思い浮かばないくらいの多機能ぶりです。
今まで全く知らなかった製品でしたが、実際に試してみると部屋の表情が豊かになり、省エネに全く関心がない人でも欲しくなる、魅力的な機能がぎっちり詰まった逸品でした。
LEDシーリングライト | エバーレッズ(EVERLEDS)| Panasonic
LEDシーリングライト HH-LC710A 商品概要
ちなみにエコナビというブランド名はよく耳にしていたものの、そのコンセプトは全く知らず、今まで単なる低消費電力製品だと思っていました。
ところが実際はそうではなく、エコナビは意識せずに節電でき、かつ快適さや便利さも進化させるというコンセプト。今回試したLEDシーリングライトも、低消費電力でありながら驚くほど高機能でしたが、これがエコナビの本当のコンセプトだったんですね…!
エコナビには現在22カテゴリの商品があり、それぞれが省電力だけではない様々な進化を遂げているようです。
実際にエコナビ製品を使っているユーザーの意識調査結果によると、使用者が感じているメリットは、節電というよりは機能や性能への満足感が高いようです。他のエコナビもどういう進化をしているのか気になりますね…!
せっかくお金を出して買うのだから、出費したなりの良さや生活の変化を実感したいもの。そんな消費者心理にしっかり応えようと、利便性にもしっかりと取り組むエコナビなら、節電以上の付加価値と満足感を感じさせてくれそうですね。