「4年前にぶつけた車の請求が今頃になって来たんだけど、払うべき?」掲示板の反応は…
道徳的に正しいかどうか、倫理に沿っているかという判断はなかなか難しいものです。
とあるアメリカの男性が、2008年に他人の車のバンパーに傷をつけてしまったそうです。彼はメモを残しておいたものの連絡はありませんでした。
ところが4年経った今頃になってから電話が掛ってきて、修理代を請求されているとのこと。
この場合、修理代は払うべきかと掲示板に質問を投げかけていました。
事の発端は2008年にさかのぼるそうで、ペンシルバニア州の小さな駐車場のスペースから車を出すときに、隣の車のバンパーを傷つけてしまったそうです。
連絡先を書いたメモを残しておいたところ、数日経ってその相手から電話が掛ってきました。損傷額についてまた連絡するとだけ話をして、そのまま彼から連絡は来ませんでした。
男性は、小さな傷だったのであまり金額がかからなかったか、それとも見逃してくれることにしたか、どちらかだと思っていたそうです。
ところが4年経った今になって再び電話があり、修理費用は150ドル(約1.2万円)だったけれど、支払いが出来るかどうかを尋ねてきたとのこと。
元々、支払いを約束していたことから、それを守りたいものの、4年も経過した今頃になって請求されることに違和感があるそうです。
そこで掲示板に、みんなだったらどうするだろうかと意見を求めていました。
コメントを抜粋してご紹介します。
●4年後に電話して「払わない」と言え。
●オレはそういうトラブルにはちゃんと責任をとって支払うタイプの男だが、こんな相手には払わないさ。4年後?ありえん。
●「出訴期限」って法律用語がある。しかもそれらは重罪に適用されている。これは現実的に罪ってほどじゃないだろ。無視してよい。
●オレも賛成だ。4年は非常識だな。しかもその損傷が自分が原因の傷がどうかもわからない。急に現金を稼ぐ方法を思いついただけだろ。
●その後に起こった傷の損傷を請求しているかのようだ。自分でも一杯食わされていると思うね。
●詐欺だろ。考えるとわかるだろ。4年も傷があるまま車になぜ乗るんだ?それで急に直したくなったのか?
●オレはA地点からB地点にさえいければ、傷があろうと気にせず乗るよ。ただし4年前の傷で請求の電話をしたりしない。
●その請求額は確かに150ドルであるとは思う。理由はバンパーのエナメルコーティングの傷は、下地を全部剥がさなければ直せない。そこだけつぎはぎで直そうとすると気泡が入って、そのうちひび割れていく。古いコーティングと新しいコーティングの間に水が浸透していくからだ。
……という説明は全部ウソだが、こんな風に修理費用はいくらでもウソの説明ができる。少なくとも支払いをするときは自分の業者で見積もりを取るといい。
●ペンシルバニア州の法律では、人や物への損傷責任の出訴期限は2年である。法律上で支払い義務は一切ない。なので好きなように対処してよい。
●修理費用として150ドルはそう高くない。修理するのに4年というのは長すぎる。150ドルを支払うのはあなたにとってかなりつらい額?それが知り合いなら支払ってあげていたと思う?
これは支払えという意味ではなく、自分なら150ドルがそこまで自分に大きく影響しないと考えて支払うね。たとえばそれが自分の息子だったら大きな金額なので支払わないだろうな。
●単に保険が賠償をもうカバーしてくれないと言えばいい。時間が経ちすぎて保険が切れたとね。
●払ってやれよと思ったけど少数派のようだ。その当時に払うつもりだったなら、今だって別に構わないのではと言うだけだ。運転するには気にしないが、売ろうとして傷があるからとなると、その責任はぶつけた方にある。もちろんその相手がもっと早く請求しておくべきだったとは思うが、世の中みんないい人じゃない。ただし君はいい人そうだ。
支払い義務はないという意見が大半でしたが、4年も経ってから請求するに至った被害者の状況というものが想定しきれず、いろいろ想像が盛り上がっていました。
自分だったら、どう判断するでしょうか。